![]() | 大河原克行のNewsInsight 第300回 パナソニック「キッチン空間事業」の反転攻勢、家電低迷の日本市場でも成長描く | -----------![]() | |
2024-06-18 16:20 | ????0? | ||
国内白物家電市場全体の低迷傾向が続くなか、パナソニックのキッチン空間事業も厳しい状況が続いていたが、その間、部品調達から生産、出荷に至るまでのSCMの強化や、モノづくりにおけるECM改革、指定価格による新販売スキームの導入、データを活用した新サービスの創出など、様々な取り組みを実施し、その成果がいよいよ表面化するフェーズに入る。そして、ビルトイン家電の強化とともに、新たな業態や新たなチャネルでの販売拡大も目指すことになる。「反転攻勢」を掲げる太田事業部長に、パナソニックのキッチン空間事業の取り組みについて聞いた。冷蔵庫の国内シェア拡大に向けた「狼煙(のろし)」ともいえる商品が、「CVタイプ」である。「冷蔵庫AIカメラ」を新たに搭載し、「Live Pantry」アプリとの連携により、外出先から冷蔵室や野菜室、冷凍室の庫内画像を確認できるため、買い忘れやダブリ買いを減らすほか、AIが野菜を自動認識して、日持ち目安に応じて、先に消費した方が良い野菜を特定し、その野菜を使ったレシピを提案。野菜を新たに入庫すると、登録日から利用期限目安を算出して、リストに反映するといったこともできる。食材を新鮮なうちに使い切ることをサポートし、フードロス対策にもつながるのが特徴だ。太田事業部長は、「国内および海外メーカーが冷蔵庫に搭載したAI機能よりも優れたものになっており、レシピ提案は世界初である」としながらも、「AIだけで勝ち切れるとは考えていない。AIは、使い勝手をよくしたり、フードロスを解決したりといった用途で活用していくことになる。パナソニックは、基本性能である冷蔵技術や冷凍技術を極めていく。庫室ごとに異なる温度で制御する技術はパナソニックが世界トップクラスであり、そうしたところで勝ちたい」とする。炊飯器では、2合炊きの自動計量IH炊飯器を発売。無洗米と水を入れておけば、計量や投入、炊飯までを自動で行い、遠隔地からも操作ができるという点が受けている。また、食洗機でも、一人暮らし世帯を対象にしたパーソナル食洗機「SOLOTA」により、新たな需要層を開拓。「想定した若年層だけでなく、シニア層からも高い評価を得ている。食洗機は普及率が低いが、節水や電気代の削減、家事の時間も開放するというメリットが広がりつつある」としている。「ME制の良さは、モノづくりの企画段階から、全員でお客様を向いた議論ができる点にある。いままでの手法は、バケツリレー方式であり、企画、開発、技術といった順番でそれぞれの手に渡り、技術の手に渡ったときに、素晴らしい改善策があっても、企画に戻してやり直すことができないという課題があった。いまは、ME制を意識した仕組みづくりから始めているが、これが定着すればわざわざME制という言い方をしないで済む。『出島』でやる特別な仕組みではなく、全員がME制で取り組めるようにしていきたい」 -- ???????? | |||
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