![]() | エレコムが「ナトリウムイオン電池」搭載モバイルバッテリー発売 発火リスクが低く10倍長持ち | -----------![]() | |
2025-03-13 12:50 | ????0? | ||
また、ナトリウムイオン電池は環境にも優しい。ナトリウムは地球上に広く存在しており、採掘時の環境破壊や社会問題が起こりにくい。リチウムやコバルトのような希少金属を使わないことで、原料面からサステナビリティを志向している点が評価できる。筐体のプラスチックについても、リサイクルされた素材を採用。パッケージも100%紙素材のみで構成されている。 製品の安全基準については「PSEマーク」があるが、ナトリウムイオン電池については対象外となる。そのため、今回の製品ではPSEマークなしで出荷されることになる。ただしエレコムではPSE相当の試験を実施している他、社内で2カ所の開発拠点で設計の評価を行うなど安全対策を取っているという。また、航空機の機内持ち込みの規格である輸送試験UN38.3については合格している。 また、製品の廃棄時にも注意が必要だ。現状、ナトリウムイオン電池は一般社団法人電池工業会(JBRC)が実施している「小型充電式電池のリサイクル」の回収対象外となっている。エレコムでは各自治体への問い合わせを推奨している他、自社サポートセンターへの送付や、エレコムデザインショップへの持ち込みを案内している。しかし、これから普及が進むにあたっては広域回収の仕組みが整備される必要があるだろう。 二次電池の需要は電気自動車(EV)が先導しており、リン酸鉄リチウムイオン電池などより安全な電池素材への移行が進んでいる。ナトリウムイオン電池もその代替素材の1つとして、中国の自動車メーカーを中心に電気自動車(EV)での採用が進んでいる。EVの大量生産が本格化すれば、部材の安定供給や製造プロセスの効率化によってコストやサイズの面で改善が期待できるだろう。 ナトリウムイオン電池は、希少金属の利用を抑えつつ発火リスクも低いとされる一方で、サイズや重量、価格といった面で改良の余地がある。エレコムとしては、EVの本格量産がナトリウムイオン電池のコストダウンや技術革新に拍車を掛けると見込み、環境配慮への意識の高い消費者や防災用途など安全性を重視する市場から着実に需要を獲得していきたい考えだ。将来的には全固体電池への移行が業界の大きな目標となるが、その過程でナトリウムイオン電池が一定の役割を果たす可能性は期待できるだろう。 -- ???????? | |||
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