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NEC、クレカより小さいモバイルルーター「Aterm MP01LN」

2×2の宅内ルーター「WG1200CR」も

 NECプラットフォームズは、モバイルWi-Fiルーター「Aterm MP01LN」を3月1日に発売する。オープンプライスだが店頭価格は1万2000円前後になる見込み。あわせて宅内ルーターも発表されている。

 「MP01LN」は、SIMロックフリーのモバイルWi-Fiルーター。NECプラットフォームズの製品としては普及モデルに位置づけられており、下り最大150Mbpsで通信できる。Wi-FiとしてIEEE802.11a/b/g/n/acをサポート。本体に有線LANポートはなく、クレードルもない。駆動時間は最大10時間で、連続待受時間は最大約900時間。

 大きさが約50×91×12mmで、一般的なクレジットカードサイズ(約54×85.6mm)と比べ、長辺はやや長いが面積では下回る。重さも約71gで、コンパクトな仕上がり。同社ではポーチや小さなバッグに入れても気にならないサイズとアピールする。ブルー、シルバー、メタリックを用いたフロントパネルとプリズムパターンのシボが採用された背面パネルのどちらも、角度によって見え方が変わる。

 MVNO回線のSIMカードを装着すれば、プリセットされたデータから自動的にAPN情報を選び出し、簡単にネットへ接続できるようになる。

中継器にもなるホームルーター

 同社では、2月8日に宅内向けルーター「Aterm WG1200CR」を発売する。店頭価格は5000円前後になる見込み。

 「WG1200CR」は、有線LANポートにギガビットイーサネットを採用し、Wi-Fi側では2つのアンテナ(2×2)を用いて2端末同時に接続できる2ストリーム対応の宅内向けルーター。NECプラットフォームズの製品では1ストリーム~4ストリームまでラインアップされており、WG1200CRはギガビット対応の普及モデルになる。NECプラットフォームズ独自の小型アンテナ技術「μEBG/μSRアンテナ」を採用。スマートフォンなど宅内にある端末に向けて電波を集中するビームフォーミングもサポートする。

 接続情報を手軽に設定できるWPS機能を活用して「Wi-Fi設定引っ越し」機能をサポート。それまで使っていたWi-FiルーターからSSIDや暗号化モード、暗号化キーをコピーする。他社製品でも引き継ぎでき、Wi-Fiで接続するゲーム機側などの設定を変えずに済む。

 大きさは約40.5×116.5×110mm、重さは約0.2kg。イーサネットコンバーターとのセットは用意されないが、親機としてだけではなく子機として利用することができる。また中継機として活用することもできる。