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アイ・オー・データのNASやWi-Fi-ルーターなどに脆弱性、同社製品用の設定ツール「Magical Finder」対応の機器で

 株式会社アイ・オー・データ機器の設定ツール「Magical Finder」に対応する複数のネットワーク機器において、OSコマンドインジェクションの脆弱性があるとして、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)と一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が注意を喚起している。

 Magical Finderは、ローカルネットワーク内のアイ・オー製品を検索し、設定画面にアクセスできるツール。OSコマンドインジェクションの脆弱性により、悪意の第三者からリモートで任意のOSコマンドを実行される可能性がある。共通脆弱性評価システム「CVSS v3」のスコアは6.8ポイント。

 脆弱性の対象となる機器は、法人・個人向けのNASや無線LANルーターなど多岐にわたる。各製品とも対策済みのファームウェアが公開されており、速やかに更新することが推奨されている。

脆弱性の影響を受ける製品

NAS
対象商品名対策バージョン
法人向けHDL-XR/XRW シリーズ2.02以降
HDL-XR2U/XR2UW シリーズ2.02以降
HDL-XV/XVW シリーズ1.51以降
HDL-GT シリーズ1.38以降
HDL-GTR シリーズ1.38以降
HDL-A/AH シリーズ1.27以降
HDL2-A/AH シリーズ1.27以降
個人向けHDL-T シリーズ1.13以降
HLS-C シリーズ1.13以降
HVL-A/AT/ATA シリーズ2.05以降
HVL-S シリーズ1.01以降
オーディオNASHFAS1 シリーズ1.41以降
無線LANルーター・アクセスポイント
対象商品名対策バージョン
法人向けWHG-NAPG/A1.09以降
WHG-NAPG/AL1.06以降
WHG-AC1750/A3.01以降
WHG-AC1750/AL1.08以降
個人向けWN-AX1167GR3.20以降
WN-GX300GR2.01以降
WNPR2600G1.03以降
WNPR1750G1.06以降
WNPR1167G1.03以降
WNPR1167F1.03以降
WN-AG750DGR1.10以降
WN-G300R1.15以降
WN-G300R31.10以降
WN-AG300DGR1.07以降
WN-AC1600DGR2.07以降
WN-AC1167DGR1.03以降
WN-G300EX1.03以降
WN-AC1300EX1.03以降
WN-AC583TRK1.06以降
WN-AC583RK1.07以降
WN-G300SR1.01以降
VPNルーター
対象商品名対策バージョン
BX-VP12.02以降
ネットワークチューナー
対象商品名対策バージョン
GV-NTX11.02.07以降
GV-NTX21.02.07以降