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IPv6 IPoEの利用を推進する「NGN IPoE協議会」設立、朝日ネットら5社

 BBIX株式会社、株式会社朝日ネット、インターネットマルチフィード株式会社(MFEED)、日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)、フリービット株式会社のIPoE接続事業者5社は14日、「NGN IPoE協議会(IPoE-C)」の設立を発表した。

 IPoE-Cは、NTT東西が提供する「NGN網」でのIPoE機能(IPoE IPv6)を提供する接続事業者による業界団体。活用内容は以下となっている。

  1. NGN網IPoE機能の活用による日本のインターネット普及と利用促進に係る諸事業の企画、立案および実施
  2. NGN網IPoE機能を活用した諸事業に関する啓発・広報活動
  3. 日本のインターネット普及推進に向けた政策提言活動
  4. その他、協議会の目的を達成するために必要な活動

 IPoE-Cに参加するソフトバンクグループのBBIXでは4rd/SAM方式の「IPv6高速ハイブリッド」、IIJグループのMFEEDではDS-Lite方式の「transix」、KDDIグループのJPNEではMAP-E方式の「v6プラス」のIPv6 IPoE接続サービスを各ISP向けに提供している。

 またISP事業者である朝日ネットやフリービット、現時点でIPoE-Cに参加していないビッグローブ(MAP-E)、OCNなども、独自にIPoE接続サービスを提供、あるいは提供予定となっている。

 IPv6普及・高度化推進協議会の調査では、IPoE接続事業者からサービス提供を受けるISPは60社を超え、NTTのNGN網上でのIPv6普及率はすでに40%を超えており、今後さらに増加する見込みだという。

 なお、設立総会には、オブザーバーとして総務省やNTT東西、一般社団法人日本インターネットプロバイダー協会、およびアルテリア・ネットワークス株式会社の関係者も出席したという。