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Googleが開発した家庭用Wi-Fiルーター「Google Wifi」4月26日発売、1万5000円

 Googleは、家庭向けのWi-Fiルーター「Google Wifi」を4月26日に発売する。価格は1万5000円(税抜、以下同)、3台セットが3万9000円。

家庭向けのWi-Fiルーター「Google Wifi」

 「Google Wifi」は、Googleが開発した家庭用のWi-Fiルーター。メッシュ機能をサポートすることで、同じ「Google Wifi」を追加で設置してエリアを拡張でき、日本の2階建てや3階建ての建物にも対応する。「Google Wifi」で複数のWi-Fiポイントがある場合でも、シームレスにポイント間を移動できる。このメッシュ機能を十分に活用できる、3台セットのパッケージも用意される。

3台セットのパッケージも用意

 「Google Wifi アプリ」上で、ルーターにつながっている端末を確認したり、データの利用量を確認したりできる。特定の端末の通信を優先する設定にして動画を快適に見られるようにしたり、家族向けとして子供の端末の接続時間を管理したりする機能も用意されている。また、ゲスト用ネットワークの設定も行える。

 アプリは外出先でも利用でき、外にいても自宅のWi-Fiルーターの利用状況を確認できる。設定はGoogleアカウントでアプリにログインして行う。

 本体のセットアップにも「Google Wifi アプリ」が必要。アプリはAndroid、iOSをサポートしている。

 アシスト機能によりルーターの設定の複雑さを解消するとしているほか、混んでいないチャネルに自動的に切り替える機能で、通信速度を高く維持する機能を搭載する。円筒形のデザインにより、目につく場所に置いても違和感なく利用できるようにしたほか、本体のLEDはアプリで輝度を変更するといったことが可能。本体にはファームウェアの自動更新機能なども搭載される。

 無線通信はAC1200 2×2 Wave 2、メッシュWi-Fi、IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz)に対応。通信速度は5GHz帯で最大867Mbps、2.4GHz帯で最大300Mbpsになる。TXビームフォーミング、Bluetooth Smartがサポートされる。

 外部端子はGigabit Ethernetが2つ搭載される。710MHz駆動のクアッドコアCPUを搭載、512MBのメモリー(RAM)、4GBのストレージを搭載している。電源は15WのACアダプターで、消費電力は最大9W。大きさは直径が106.12mm、高さが68.75mm。重さは約340g。

 なお、「Google Wifi」を1台で利用している場合のみ、アプリから手動でブリッジモードも選択できる。ただしこの操作は非推奨で、「Google Wifi」における優先通信の設定や、ゲスト設定、速度テスト、多くのセキュリティ保護機能が、ブリッジモードでは無効になる。二重NAT(二重ルーター)で問題が発生するアプリケーションがある場合、ISPから貸与されているルーター側をブリッジモードに設定することが推奨されている。

 なお同製品は、米国では2016年10月に「Google Home」と同時に発表され、発売されていた。