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エレコム初のIPv6 IPoE対応Wi-Fiルーター「WRC-1750GSV」

 エレコム株式会社は、IPv6 IPoEでの接続に同社製品では初めて対応したIEEE 802.11ac/n/a/g/b対応のWi-Fiルーター「WRC-1750GSV」を6月中旬に発売する。価格は1万1540円(税別)。

 1月に発売されたWi-Fiルーター「WRC-1750GS」をIPv6 IPoEに対応させた製品。日本ネットワークイネイブラー株式会社(JPNE)が提供するMAP-E方式を採用した「v6プラス」、NTT東西が提供する「フレッツ光ネクスト」のIPoE IPv6接続サービス、IIJなどが提供するDS-Lite方式を採用した接続サービスなど、IPv4 over IPv6接続サービスでの利用が可能。なお、編集部でエレコムに確認したところ、既存モデル「WRC-1750GS」に対してはIPv6対応ファームウェアの提供は行わないという。

 2017年3月に子会社化したDXアンテナ株式会社のノウハウにより、3階建て住宅で1階にアクセスポイントを設置し、3階から接続した際の実測スループットが前機種「WRC-1750GHBK-E」に対して約52%向上している。最大通信速度は1300Mbps(5GHz帯接続時)または450Mbps(2.4GHz帯接続時)。「ビームフォーミングZ」にも対応する。

 送受信アンテナを5GHz帯用と2.4GHz帯用にそれぞれ3本搭載し、3×3 MU-MIMOに対応。3台までの同時通信が可能で、さらにデュアルコアCPUを搭載しており、6人家族での使用が想定されている。

 このほか、子どものネットの使いすぎを防止する「タイマー&スケジュール」機能や、ゲスト用SSIDを提供する「友だちWi-Fi」、特定端末の帯域を優先する「ひかりTVモード」の各機能を搭載する。PCやスマートフォン単体でウェブブラウザーから初期セットアップが行える「かんたんセットアップ3」にも対応する。

 ルーターモードのほか、アクセスポイント、中継器、子機の各モードでの動作に対応。有線ポートはギガビット対応のWAN×1ポート、LAN×4ポート。本体は縦置きのほか、横置きや壁掛けでの設置にも対応する。サイズは141.0×36.5×160.0mm(幅×奥行×高さ)、重量は約370g。

【記事追記 13:15】
 既存モデル「WRC-1750GS」のIPv6対応ファームウェアの提供に関する記述を追記しました。