世界中で‟決済”方法が変わりつつある。「スマホをかざすだけ」「スマホ画面を見せるだけ」といった支払いの光景が増えているのだ。
「おサイフケータイ」や「交通系ICカード」など、日本では早くから非接触ICカードを使った決済が普及していたものの、いまだに現金が決済の中心にいる。それでも、最近はスマホとバーコード・QRコード(三次元バーコード)を使う新しい決済方法が矢継ぎ早に登場してきている。ある意味で「モバイル決済ブーム」ともいえる状態だ。
そこで、続々増えるモバイル決済を改めてまとめることにした。この記事では、「Apple Pay」をきっかけに再び盛り上がりを見せ始めた「非接触(コンタクトレス)ICカード」を用いるモバイル決済を紹介する。
読者の皆さんの参考になれば幸いだ。
2014年に米国から始まった、Appleの電子ウォレットサービス。プリインストールされている「Wallet」アプリにカードを登録すると、アプリ内決済やWebブラウザ決済(Safariのみ)に使える他、対応機種では交通機関や店舗での非接触IC決済もできる。
2016年、日本でもサービスを開始。FeliCaを搭載するiPhone・Apple Watchでは、「iD」「QUICPay/QUICPay+」「Suica」を使った非接触決済に対応する。
対応するカードを撮影する(Suicaについては読み込む)ことですぐ登録できること、Touch IDやFace IDを使ったセキュリティに対応していること、「iPhoneを探す」を使ってカードを停止できることや、機種変更の際にカード情報の移行が容易であることが大きなメリットだ。
(※1)日本向けモデル限定(国外モデルは非対応)
(※2)ひも付けは「iPhone 6s/6s Plus/SE」以降も対応
(※3)登録するカードの国際ブランドが「Mastercard」または「JCB」の場合、NFC決済(Mastercard Contactless/JCB Contactless)も利用可能
(※5)カード会社によっては、Apple Payに登録できるカードを限定している場合もある
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