レビュー

iOS 12で追加された「ミー文字」とは

アニ文字とミー文字

 アニ文字はFace IDに使っているTrueDepthカメラを使い、ユーザーの表情をリアルタイムで認識してCGキャラクターに反映し、音声とともに録画することで、まるでキャラクターが喋っているような短い動画を作るという機能だ。iPhone XなどFace ID対応モデルのみが利用できるもので、iOS 11から対応している。

ミー文字作成画面。ネトゲのキャラクリそのものな感じだが、上に表示されるプレビューは自分の表情に合わせてリアルタイムで動いたりする

 アニ文字にはアニメ調の動物や宇宙人、ウンコといったキャラクターが16種類、用意されていたが、iOS 12では4個のキャラクターが追加され、さらに「ミー文字」として、ユーザーの顔をベースにオリジナルのCGキャラクターを作り出す機能も追加された。

Facetimeでもアニ文字

 テレビ電話機能のFaceTimeでもアニ文字が利用可能となった。さらにFaceTimeは最大32人が参加できるようなるが、こちらはiOS 12の初期リリースではなく、少し遅れたアップデートで追加される予定。

iOSユーザー同士のコミュニケーションだけ

 iMessage、FaceTimeともにコミュニケーション機能なので、使える端末が限定されるということがかなり残念だ。

 アニ文字動画の作成は、Face ID対応(TrueDepthカメラ搭載)のiPhone X/XS/XS Max/XRに限られる。しかし作成された動画はそれ以外の端末でも再生可能なので、ほかのiPhoneでも恩恵を受けられないわけではない。

 しかしiMessageもFaceTimeも、現状ではアップル製デバイスでしか利用できない。いくら日本におけるiPhoneの普及率が高くても、友人全員がiPhoneユーザーということはレアケースだ。

 コミュニケーション手段において、「大半の人に連絡を取れる」と「全員に連絡を取れる」では大きな違いとなる。LINEなどプラットフォームを問わず普及しているメッセージ手段がほかにある以上、iMessageの利用機会は低い。せっかくのミー文字も、使う機会は少なそうだ。

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