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「Sigfox」を活用、食品用の保冷ボックス向け温度監視システム

 オリエント商事は、京セラコミュニケーションシステムが提供する「Sigfox」を活用する「保冷BOX監視システム」を、2019年春のサービス開始を目指して開発する。

「保冷BOX監視システム」(イメージ)

 同システムは、低コスト・低消費電力・長距離伝送を特長とするSigfoxを採用、安価・小型・使いやすさを実現し、リースやレンタル方式で提供することで市場開拓・拡大を目指すという。

 基本機能は食品の温度管理で、設定された温度を超えるとメールによる通知、保冷ボックスの位置情報および開閉情報監視に対応し食品の安全・安心の価値を高めるほか、将来的には医療ニーズへの対応も予定する。

 通信デバイスは、既存の冷却ボックス向けの「モバイル型」と、保冷ボックスと合わせて導入する「据置型」(ボックス収納タイプ)の2種類を用意する。

モバイル型(左)、据置型(右)

 モバイル型デバイスの大きさは88×145×25(mm)、重さは260g。据置型デバイスの大きさは88×145×25(mm)、重さは220g。使用電池は単三形電池×2本で、eneloopを使用できる。また、拡張機能としてGPSセンサーを接続できる。保冷ボックスの大きさは、530×320×365(mm)、内寸は460×250×275(mm)。

 同システムは、9月26日~9月28日の間東京ビッグサイトで開催される「フードディストリビューション2018」に展示される。展示スペースの小間番号はQー23。

管理システム(イメージ)