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Skullcandy、紛失防止のTile対応のノイズキャンセリングヘッドホン

 Skullcandy Japanは、紛失防止タグの「Tile」の機能を搭載したノイズキャンセリングヘッドホン「Venue」を11月2日に発売する。価格は1万9800円(税別)。

「Venue」

 Venueは、ハウジングの内側と外側に2つずつマイクを搭載することで、周囲の音を打ち消すノイズキャンセリング機能を搭載したヘッドホン。Bluetooth(SBC)をサポートし、ワイヤレスで音楽を楽しめるほか、3.5mmのオーディオジャックも装備しており、付属のケーブルで有線接続することも可能。

Tileに対応

 最大の特徴は、紛失防止タグの「Tile」の機能を搭載したところ。スマートフォンからBluetoothの電波が届く範囲であればビープ音でヘッドホンを探しだせるほか、圏外の場合も最後にBluetoothで通信できた場所を地図上で確認できる。Tileコミュニティに登録する他のユーザーのスマートフォンが近くに来れば、クラウド経由でその位置を確認することもできる。

 ただし、Tileを他人に譲渡するには当人同士でTileのサイト上で譲渡作業を行う必要がある。中古でVenueを購入した際には、前のオーナーに居場所を知られてしまう可能性もあるため注意が必要だ。

 同社では、2万円を切る価格でありながら、3~4万円のノイズキャンセリングヘッドホンと同等の性能で、世界で初めてTileに対応したという先進性をアピールしている。GoogleアシスタントやAmazon Alexa、Siriといった音声アシスタントを呼び出す機能も用意されている。

 担当者によれば、一般的なノイズキャンセリングヘッドホンは飛行機の機内での使用を想定して開発されているが、Venueは街中での使用を想定して開発されている。ユーザーの耳に圧力をかける低い周波数のノイズキャンセリングを抑え、人間の声に相当する中域で強力なノイズキャンセリングをかけることで、街中での使用に最適化されているという。

 充電端子はmicroUSBで、24時間の連続再生が可能。10分の充電で5時間使用できる急速充電機能も搭載されている。カラーはブラックとホワイトの2色から選べる。

 このほか同社では、低域に合わせて振動することで音を体感できるBluetoothヘッドホンのハイエンドモデル「Crusher 360」も11月2日に発売する。価格は3万3800円(税別)。こちらはノイズキャンセリングやTileといった機能は搭載されない。充電端子はmicroUSBで、29時間の連続再生が可能。10分の充電で3時間使用できる急速充電機能も搭載する。

「Crusher 360」