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LINEの「Clova Auto」にカーナビ機能を統合、来夏提供

 LINEは、音声アシスタント「Clova」の自動車向けサービス「Clova Auto」において、音声操作によるルート検索、ナビゲーション機能を2019年夏から提供すると発表した。

 Clova Autoは、音声操作による天気などの情報確認、定額制音楽配信サービス「LINE MUSIC」での音楽再生、LINEメッセージの送受信、自宅にある家電の操作といった、Clovaの各機能を自動車内で利用できるようにするサービス。車載機器とスマートフォンを連携させるSmart Device Link(SDL)という仕組みを用いて、ハンドルに組み込まれた音声コントロールボタンを使った操作や、車載ディスプレイへの地図表示などを可能とする。

 今回発表されたナビゲーション機能については、トヨタ自動車のナビゲーション基盤をClova Autoに統合する形で提供される。

 ユーザーの走行情報を元にした独自の交通情報を活用して、混雑を避けて短時間で目的地に到達できるルートを提示する。さらに、ルートから外れてしまった場合の再検索などの応答速度が求められる状況、あるいは圏外などの通信ができない状況では、ローカルでのルート探索処理へと切り替えるハイブリッドナビゲーションシステムとなる。

 SDL対応車載器は2018年12月に発売予定で、まずはLINE MUSICの連携サービスを開始する。「Clova Auto」アプリは2019年春、ナビゲーション機能は2019年夏の提供を予定する。