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OPPO、カメラが飛び出す「Find X」を11月上旬に発売

 OPPO Japanは、国内で販売する新機種として「Find X」を11月上旬以降に発売する。大手家電量販店やAmazon.co.jpなどのオンラインストアのほか、MVNOではIIJmio、楽天モバイルで販売される。すでに、予約受付を開始しており、市場想定価格は11万1880円(税抜)。

「OPPO Find X」

 Find Xは、上部から自動でカメラが飛び出す構造を採用したSIMロックフリーのAndroidスマートフォン。カメラ部分は、使用しない場合は本体に収納する構造となっており、ディスプレイ部分にはカメラを収めるノッチ(切り欠き)も存在しないデザインになっている。このデザインにより、画面占有率は93.8%を実現した。

 スライド部には、背面に2000万画素と1600万画素のデュアルカメラ、前面に2500万画素のカメラを備える。ほかにもスライド部の前面には、レシーバー、ドットプロジェクター、近接センサー、IRカメラ、IRフラッシュを装備し、3Dによる顔認証や、顔の特徴を立体的にとらえ補正する、「A.I.インテリジェントカメラ」に対応する。

 自動で開閉するスライド部の耐久性については、同社は30万回以上開閉試験を実施済みだという。1日あたり150回使用しても5年間は問題ないと謳った。また、16時間の防塵テストもクリアし、スライドによるバッテリー消費は200回のスライドで1%のバッテリーを消費するにとどまるという。カメラが飛び出た状態で、落下を検知した場合はカメラが自動で収納される「落下防止システム」を備える。

 アウトカメラは、AIによる21のシーン検出が可能な「AIシチュエーション」に対応し、ディスプレイを直接撮影した際にでる「モアレ紋」の検出も可能。検出した場合は、モアレ紋が目立たないように最適化される。ほかにも、「AIポートレート」「RAW HDR」に対応する。

搭載されるカメラモード

 インカメラは、ドットプロジェクターなどを利用した、3Dでの顔認識によるA.I.インテリジェントカメラに対応。3Dで顔を認識して立体的に補正することにより、より自然な補正が可能だという。また、顔の角度にあわせたライティングでの撮影ができる「3Dライティング機能」を搭載する。

 生体認証は、インカメラを認証した3D顔認証が利用可能。顔の1万5000カ所を3Dスキャンし、3Dモデルデータが生成され顔認証される。

日本では発売されないがランボルギーニとのコラボレーションモデルも展示されていた

主な仕様

 19.5:9の6.4インチのAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載。解像度は2340×1080ドット。チップセットは、Snapdragon 845。メモリーは8GBで、ストレージは256GB。microSDカードには対応しない。背面に2000万画素と1600万画素のデュアルカメラ、前面に2500万画素のカメラを搭載する。

 対応バンドは、FDD-LTEがバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/29/32/66、TD-LTEがバンド34/38/39/40/41、W-CDMAがバンド1/2/4/5/6/8/19、GSMが850/900/1800/1900MHz。SIMカードはnano SIMカードスロットが2つ。DSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)をサポートし、VoLTEはUQ mobileとY!mobileのSIMカードをサポートする。

 Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acに対応。OSはAndroid 8.1ベースのColorOS 5.1を搭載。充電端子はUSB Type-Cで、バッテリーは1700mAhのバッテリーを2つ搭載する。OPPP独自の高速充電システム「Super VOOC」が搭載され、35分での充電が可能。なお、NFC、FeliCa、防水には対応しない。

 大きさは74.2×156.7×9.6mmで、重さは約186g。パッケージにはケース、ACアダプター、USBケーブル、イヤホン、Type-C to 3.5mm 音声変換ケーブルが付属し、保護フィルムが本体に貼り付け済みで出荷される。カラーは、ワインレッド、サイレントブルーが用意される。

プレゼンテーション