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今年の年末調整、準備すべき書類が増える? いくら戻って来る? 無料のウェブ診断サービスをfreeeが公開

 クラウド型人事労務ソフト「人事労務freee」などを提供するfreee株式会社は9日、無料の「年末調整還付額診断サービス」をウェブで公開した。スマートフォンなどからアクセスして質問に回答すると、年末調整による還付金のシミュレーション額が提示されるとともに、年末調整の際に用意する必要がある書類も教えてくれる。

 質問億目は、見込年収、給与明細に記載されている毎月の保険料および所得額、扶養している配偶者の有無および見込年収、扶養家族の人数、加入している生命保険・地震保険の保険料、確定拠出年金や社会保険の支払金額、住宅ローンの控除額など。これらを入力することで、診断結果として、還付金の試算額や、控除のための必要書類および入手時期・入手元、提出にあたってのポイントを提示してくれる。

 freeeによると、今年は税制改正により従業員が年末調整で提出する資料が変わることもあって、従業員への周知・準備依頼が必要だが、人によって準備すべき内容が異なるという。企業の労務担当者が従業員に対し、あらかじめ「年末調整還付額診断サービス」を案内し、各自で必要書類を事前に確認・把握してもらうことで、従業員からの問い合わせへの対応やミス・勘違いなどの修正依頼、提出の催促などの作業の負担軽減にもなる。

 なお、人事労務freeeでは、労務担当者から従業員に対する年末調整の入力依頼やリマインドなどを「Slack」から行える連携機能の提供も11月より提供している。