レビュー

「カードケータイ」ミニレビュー(編集部太田)

いらなくても欲しくなるミニマルな魅力

 11月下旬、NTTドコモから「カードケータイ」が登場する。「ケータイ Watch」編集部スタッフが体験した開発中の実機をそれぞれの視点でご紹介しよう。

編集部・太田

 「カードケータイ」はひとつの端末として成立してはいるが、実際のところはスマホとの2台持ちにするというユーザーが多いのではないだろうか。とはいえ、フィットするのは、あまりスマホに依存していない人、ということになるのだろう。活用しようと思ったら、「スマホを持っていかなくても大丈夫」というシーンをどれだけ思い浮かべられるかにかかっているといえそうだ。

 例えば筆者はコインランドリーに出かける時、スマホを持っていかない。まぁこれは本当に小さな用事だが、近所の現金オンリーなお店で食事するだけなら、スマホを持っていかなくても大丈夫だと思う。ただ、こうしたささいな外出であっても、トラブルに巻き込まれたり、何か非常事態に遭遇した際の連絡手段として、“携帯電話”を持っていきたいと感じることは多い。

 名刺入れや定期入れに入るカードケータイは、「premini」以来の衝撃的なまでの携帯のしやすさ。「あの場所に入る」「この時はカードケータイだけで十分」と、使い方をいろいろと想像するのが楽しい。

 筆者は通勤の定期券がPASMOのため、電子マネーもPASMOのプラスチックカードで利用している。カードケータイのサイズは名刺やプラスチックカードとほぼ同じ。定期入れにカードケータイを収めたり、あるいはプラスチックカードを収納できるカードケータイ用ケースが発売されれば、“おサイフカードケータイ”の出来上がりである。本体単体での使い方だけでなく、アイデア溢れるアクセサリーの展開にも期待したい。

筆者の名刺23枚分と同じ厚さだったカードケータイ。たくさん入る名刺入れなら余裕で収納できる
PASMOのカードとも同じサイズ。一緒に収納して持ち運べば“おサイフカードケータイ”だ