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グーグルがゲームアプリにもサブスク、現在実験中

 グーグルは、ゲームアプリの収益モデルについて、買い切り型と都度課金型に加え、サブスクリプション(定額課金)モデルの実験を進めている。15日、韓国釜山で開催されているグーグル主催イベント「Go Global」において、グーグルのアプリ&ゲームビジネスデベロップメントディレクターのプーニマ・コチカー(Purnima Kochikar)氏が日本の報道陣向けに語った。

コチカー氏

 スマートフォン向けのゲームアプリでは、1本につき価格が定められ、一度支払うと利用し続けられる買い切り型のほか、ゲーム内通貨などを使ってアイテムを手にしたりガチャをまわしたりできる都度課金(アイテム課金)型がある。かつて、日本の携帯電話向けコンテンツは月額課金制が主流だったが、コンテンツプロバイダーにとっては安定した収益化がはかれるモデルでもあった。

 コチカー氏は「常に新しいモデルを探している」と説明。現在の市場の流れから、唐突にゲームアプリへサブスクリプションモデルを導入することは難しいとの見解を示しつつ「いろんな企業と、いわゆるフリーミアム(基本利用料無料)のアプリに、少しサブスクリプションを載せる形を実験的に進めている」と説明。今後の本格的な導入については明言しなかったが、選択肢のひとつとして、検討していることを明らかにした。