2018年12月3日〜2018年12月9日
今回のITmedia Mobile Weekly Top10は、2018年12月3日から12月9日までのアクセスを集計し、ランキング化しました。
1位と4位には、12月6日13時59分頃から18時4分まで発生したソフトバンクとY!mobileの通信障害に関する記事が入りました。
ソフトバンクとY!mobileは2月に一部地域で固定電話との音声通話がしづらくなる障害、9月に迷惑メールフィルターの不具合によるメール消失といった問題を起こしています。
4位の記事にある通り、今回の障害はエリクソン(Ericsson)製のパケット交換機における障害が原因で、他国の複数キャリアでも同様の障害が複数報告されています。今回の障害の原因は「証明書の期限切れ」。筆者的には予想外の原因でした。
とはいえ、1年の間に3度も広範囲に影響を及ぼす問題を起こしていることは真摯(しんし)に反省し、より安定したサービスの提供に努めてほしいと思います。
2位と3位は、ソフトバンクとヤフーの合弁会社が運営するコード決済サービス「PayPay(ペイペイ)」に関する記事です。
これら2記事にアクセスが集中した背景には、12月4日から始まった「100億円あげちゃうキャンペーン」があると思われます。12月4日以降、ビックカメラの複数店舗を訪れる機会がありましたが、特に12月8日・9日は一部の売り場で長い行列ができていました。多くの人がPayPayを使って決済していたことから、このキャンペーンのインパクトはある意味で強烈であることが証明されたのだと思います。
ただ、PayPayを含め、コード決済には加盟店側(使われる側)には大きなメリットがある一方で、ユーザー(使う側)のメリットはそれほど大きくないという課題もあります。大規模なキャッシュバックが終わった後、引き続き“使ってもらえる”のでしょうか。お金で釣るだけではなく、継続して使うための強い“魅力”も身につけてもらいたいものです。
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