本日の一品

microSDスロットがないスマホに、Type-C端子のコンパクトなカードリーダー

MR3C-D011はよくあるUSBメモリーのような見た目のカードリーダーで、microSDカード以外に通常サイズのSDカードにも対応している

 昨年くらいからmicroSDカードが挿せないスマートフォンが増えてきている。今年話題になったスマートフォンだと「HUAWEI P20 Pro」や「Google Pixel3」もmicroSDカードが挿せないスマートフォンだ。

 microSDカードが挿せなくても、内蔵メモリが128GBなど大容量になり、クラウドストレージサービスも快適に利用できるようになったので、本体の容量不足を心配する場面も、データのバックアップ先に困る場面も減ってきているのだが、それでもmicroSDカードの読み書きができれば……という場面がなくなるわけではない。

 そこで今回は、最近のスマートフォンが多くサポートしている「USB Type-C」に対応するエレコム製のカードリーダー「MR3C-D011」を購入した。

USB Type-Cに対応したことで、接続端子がコンパクトになったおかげか、従来のUSB端子で接続するカードリーダーよりもコンパクトになっているのも嬉しいポイントだ

 筆者の場合、スマートフォンでmicroSDカードを利用したいのは主に「スマホで撮った写真や動画をパソコンに取り込みたいとき」だ。今夏から愛用しているNTTドコモのP20 Pro HW-01KはRAWデータでの撮影も可能だし、それ以外のスマートフォンでも4K動画が気軽に撮影できるなど、クラウドストレージを経由してパソコンに同期させるには時間がかかりすぎる場面でmicroSDカードがあればとなってくる。

 もちろん、microSDカードに非対応のスマートフォンから対応するスマートフォンへの機種変更時、データ移行にカードリーダーとmicroSDカードを経由してデータを移行するのにも利用できるし、修理などで一旦本体を初期化しないといけないとなったとき、カードリーダーがあればmicroSDカードにまるっとデータをバックアップできるのは、パソコンを使わない人が増えている昨今の事情を考えれば持っておいて損はない周辺機器だろう。

もちろん、USB Type-Cなのでスマートフォン以外でも利用できる。最近はノートパソコンでも薄型化に伴い、USB端子やSDカードスロットが備わっていない機種も多く、外出先で写真を取り込みたい場面でも活躍すること間違いなし
さらには、11月7日から販売開始になった新しいiPad Proにも直接差し込んで利用できるため、外出先での写真の確認、編集にも便利に利用できる

 その他にも利用シーンを考えてみたが「DSDV」など、2枚のSIMカードが挿せるスマートフォンの多くは、2枚目のSIMとmicroSDカードが排他利用になっている。そうした場面での容量不足にもUSB Type-Cに対応したカードリーダーがあれば、microSDカードなどに一時的にデータを逃がす使い方もできるだろう。

 今すぐに必要でなくても、持っておけば活用できる場面はくるはず。今後カードリーダーを購入する際はUSB Type-Cに対応したものを検討してみてはどうだろうか。

製品名購入場所購入価格
USB Type-Cメモリリーダライタ(スティックタイプ)MR3C-D011ヨドバシカメラ1710円