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ドコモがフィーチャーフォンのソフトウェア更新を再案内、暗号化通信の安全性確保で

 NTTドコモは、「ドコモ ケータイ」「ドコモ らくらくホン」シリーズにおいて、本体が旧バージョンのソフトウェアでは2019年1月以降に「ドコモ電話帳」「ドコモメール」など一部利用できなくなる機能があるとして、すでに提供されている最新版にソフトウェア更新を行うよう案内している。対象のユーザーには順次、SMSでも案内される。

 対象機種は、ARROWS ケータイ F-05G、AQUOS ケータイ SH-06G、カメラレスケータイ SH-03H、AQUOS ケータイ SH-01J、P-smart ケータイ P-01J、らくらくホン F-02J。

 本体が旧バージョンのままでは利用できなくなる機能は、「ドコモ電話帳」のクラウド同期処理、「ドコモメール」のメールの送受信、「iチャネル」「iコンシェル」の情報の更新、「スケジュール メモ」のクラウド同期処理、「トルカ」のクラウド同期処理やコンテンツの更新。利用できなくなる機能は、機種により異なる。

 「ドコモ ケータイ」や「らくらくホン」では、一般的な対応として一部の機能の通信を暗号化しているが、これに用いられているハッシュ関数「SHA-1」に安全性の低下が報告されており、ドコモではソフトウェア更新を通じて、セキュリティレベルを高めた「SHA-2」に移行を進めている。

 対象機種に現在提供されている最新のソフトウェアではこの問題に対策済みだが、旧バージョンのままだと、2019年1月以降に、上記の機能が利用できなくなる。