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グローバルの携帯電話販売、台数は停滞も高価な端末が市場規模を拡大

 GfKジャパンは、2018年のグローバルでの家電販売動向を調査し、結果を明らかにした。

 2018年のグローバル市場の家電製品販売金額は、前年比4%増の約1兆100億ユーロ(約125兆9302億円)で、初めて1兆ユーロを突破した。

 市場全体で高価格帯の製品が伸長し、携帯電話などのテレコム、小型生活家電、AV・イメージング市場が、成長をけん引した。地域別の金額構成比ではアジア太平洋地域が42%と大きな割合を占めた。

出典:GfK

 テレコム市場は、グローバルの家電販売金額の44%を占める最大の市場で、前年比7%増の約4400億ユーロ(約54兆8548億円)になった。販売台数は成長が停滞しているものの、スマートフォンを中心に高価格帯にシフトしたことから、金額規模は拡大した。

 テレコム市場を地域の金額でみると、中南米は前年比5%減だったものの、多くの地域は前年の販売金額を上回った。ヨーロッパは14%増、北米は12%増で2桁成長だった。