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Pixel 3 XLで仕事用プロファイルの便利さを実感

【Pixel 3 XL】

 筆者がPixel 3 XLユーザーになって3カ月あまり。最初は「録音アプリがないのか?」などと感じた足りない点はアプリの追加などで改善をはかり、今やとても快適な日々を過ごしています。

 そんな中で、ちょっと個人的に頼もしく思っている機能のひとつが「仕事用プロファイル」というもの。Pixelというよりも少し前のAndroidから搭載されている機能というべきかもしれませんが、これ、業務で使うアプリのデータと、プライベートで使うアプリのデータを簡単に分離できちゃう仕組みなんです。

 たとえば筆者はGmailやマップ、ブラウザ、Twitterなどを仕事用プロファイルのアプリとしてインストールしています。仕事で届いたメールで予定を入れ、訪問先を地図で確認してナビしてもらう……といった使い方だけ見ると、従来のスマホと同等です。ただ、いくつか便利な機能がございます。

 たとえば、通知バーからアクセスできるショートカットの「仕事用プロファイル」をオフにすると、仕事用プロファイルに登録したアプリからの通知が届かなくなります。公私を完全に切り替えやすくなるという感じ。

 またマルチアカウント非対応のアプリでも、個人用と仕事用、2つのアカウントで利用できるようになります。たとえばTrelloのAndroid版は、現在のところは1つのアカウントだけ使えます。でも仕事用プロファイルのGoogle PlayからTrelloをインストールしておけば、仕事用のTrelloにもスマートフォンからアクセスできます。

 一方で、Googleアカウントで保管できる情報は年々拡大しています。たとえばプライベートのアカウントで、ショッピングサイトのログイン情報なども保存できますし、各種アプリのログイン情報を1つのGoogleアカウントで記録できます。こういう情報を、仕事関連のアカウントとは切り分けて運用できるということにもなります。

 プライベートとは別に業務用スマホが用意される企業もあるでしょう。ただ、ひとりのユーザーとして、持ち歩く端末はひとつにできるとありがたいのは事実。最近は通話定額や、業務用は別会計にできる通話アプリもあったりします。スマートフォンや回線というレイヤーではなく、もうひとつ上のレイヤーで、公私をうまく分けて活用できる環境になってきたようです。