みんなのケータイ

閉じ込められたら怖いから……トイレ専用スマホを設置

トイレ用スマホとしてiPhone 7 Plusを常備

 かなり昔のことです。トイレに入っていたら、トイレのドアの外に置いたものが倒れてきてドアノブにひっかかかり、そのままトイレに十数時間閉じ込められた、という人の話を読んだことがありました。確かその方はドアの隙間から、自力で異物を取り除いて脱出したと記憶します。

 私の友だちは、飲み会の途中でトイレに立ったのですが、どうも帰りのルートを間違えて、入ったらロックされて戻れないエリアにうっかり立ち入ってしまったことがありました。

 そのときチャットルームに「誰か飲んでるメンツに連絡取れない? 戻れなくなったので向かえに来て欲しい」と助けを求めるメッセージが飛んできました。最終的に仲間に連絡がついて無事救出されたのですが「声も届かないし、スマホ持っていかなかったら詰んでた」と言っていました。

 私はこれらの話のあと、席を立つ際常には必ずスマートフォンを握りしめるようになりました。自宅のトイレでも。何かあってもスマートフォンがあって、電波さえ入れば助けを求められるからです。

 しかし、自宅のトイレにスマートフォンを置き忘れるという失敗も増えました。どこにも見当たらないとき、トイレにいくと必ずあるんです。つい先日もモバイルSuicaをメインで使っているiPhone Xを自宅のトイレに忘れたまま外出してしまったところです。

 置き忘れ防止策を考えているとき、Twitterで新たな記事を目にすることになりました。突然部屋に閉じ込められたそうですが、なんと外の廊下においた自転車がドアの前で倒れたのが原因だったという話でした。ちょうど廊下の幅ぴったりだったので、外開きのドアが開かなくなったのでした。防災上怖い話でもあります。

 この話を読んでから、やっぱり今すぐなんとかしたいと思うようになり、その結果、トイレ常備スマートフォンが誕生しました。

 トイレにスマートフォンを持ち込むのは、緊急時に備えてというのもありますが、時間つぶしでもありますよね。そこでSNSをチェックしたり、ニュースを読んだりする。昔の人がトイレで新聞を読んでいたのと同じです。

 そのときは「祖父母の家ではトイレ用新聞を置いていた。祖父がよくトイレに新聞を置き忘れていたから」というコメントを読んで、なるほどと思ったのです。スペック的には現役でも、ふだん出番がないスマートフォンをトイレ内に常に充電できる状態でおいておけばいいんだ、と。

 そして、機種変更後に予備端末になっていたiPhone 7 Plusを置いておくことにしました。すでにSIMカードは入っていませんが、宅内なのでWi-Fiさえつかめれば問題ありません。トイレに入ったときだけ使うので、急速充電も不要。

 課題が2つ解決しただけでなく、眠っていたiPhoneの新たな活用方法が見つかってスッキリしました。同じようなことで悩んでいる方がいらしたら、ぜひお試しください。

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