韓国Samsung Electronicsは2月20日(現地時間)、サンフランシスコで開催の「Galaxy S10」発表イベントで、無線イヤフォン「Galaxy Buds」、スマートウォッチ「Galaxy Watch Active」、フィットネスバンド「Galaxy Fit/Fit e」も発表した。
Samsungは2016年から無線イヤフォンを「Galaxy Gear Icon」ブランドで提供してきた。「Galaxy Buds」はSamsungの音声アシスタント「Bixby」をサポートし、「アダプティブデュアルマイク」を搭載するので、タップすることで通話を開始したり音声によるテキスト入力でメッセージを送信したりできる。
専用ケースに収納することで充電する。1回の充電で6時間のBluetoothストリーミング、5時間の通話が可能で、急ぐ場合は15分の充電で1.7時間利用できる。ケースに収納したままGalaxy S10シリーズの背面に置くことで充電することも可能だ。
色は黒、白、黄の3色。価格は129ドル(約1万4300円)。米国では3月8日に発売の予定だ。
「Galaxy Watch Active」は同社のフラグシップスマートウォッチ「Galaxy Watch」と同等の機能を持つ薄型軽量モデルとSamsungは位置づけているが、「Gear Sport」の後継モデルとみていいだろう。
ディスプレイは1.1型の有機ELで、ケースのサイズは直径39.5mm、重さは25g。OSはTizenベースの「Realtime OS」で、iPhoneおよびAndroidスマートフォンと連携できる。色は銀、黒、ローズゴールド、緑の4色で、20mmのストラップは交換可能だ。
運動や睡眠トラッキングの他、血圧トラッキング機能も搭載する(アメリカ、カナダ、シンガポール、オーストラリア、ドイツでのみ利用可能)。防水レベルは5ATM(5気圧防水。水泳も可能だがダイビングはできない)。また、ストレスレベルもチェックし、必要に応じて深呼吸を勧める機能もある。こちらもGalaxy S10で充電可能だ。
価格は199ドルからで、米国では3月8日発売の予定。
フィットネスバンド「Galaxy Fit」は「Galaxy Gear Fit2 Pro」の後継モデルに当たる。
0.95型有機ELディスプレイ(240×120ピクセル)で、NFC、Bluetooth LEをサポートし、防水レベルは5ATM。サイズは18.3×44.6×11.2mmで重さは24g(ストラップを含む)。iPhoneおよびAndroidと連携可能だ。
「Galaxy Fit e」はやや機能を抑えた廉価版。NFCはサポートせず、容量も小さいが重さが15gと軽量だ。
色は黒と銀。Fit eには黄色もある。価格は99ドルからで、米国では5月31日発売の予定だ。
イベントでは、これらのウェアラブルと15日に発表した「GalaxyTab S5e」を「Galaxyのエコシステム」として紹介し、新タブレットの米国での発売を4月6日と発表した。
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