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新元号は“あけおめ”より盛り上がる? Twitterの平成最後の取り組み

 Twitter Japanは、日本の新元号が発表される4月1日を前に、平成について語ったり新しい元号の話題を盛り上げたりしていく施策を明らかにした。

 同社は3月19日、最近の取り組みに関する説明会を開催し、Twitterがグローバルで掲げる「健全でポジティブな会話の促進」というコンセプトや、「Twitterカメラ」アプリなど最近のプロダクトを紹介。すでに提供されているスレッド機能やミュート機能、画像などのデータ量を抑えた「mobile.twitter.com」、季節にあわせた絵文字、プロトタイプ参加プログラムなどの機能も改めて解説された。

 3月から5月にかけては、東日本大震災や桜の開花、そして今年は新元号の発表や改元も重なることから、同社はTwitter上の会話も例年以上に活発になると予想している。

 Twitter Japan マーケティング担当の張 浩氏は、ハッシュタグと連動する季節限定の絵文字などの「ツール」を提供することで、2019年は特に、会話の盛り上がりに積極的に貢献している様子を紹介する。一方で、「Twitterの会話が世の中をどう良くするのかという活動にも注力している。Twitterの会話が、社会にプラスになるように」と、社会課題を取り扱ったり、ユーザーが行っている社会貢献活動を紹介していく取り組みについても語っている。

Twitter Japan マーケティング担当の張 浩氏

 新元号の発表は、元旦や桜のように毎年の行事ではないことから、同社としても会話の盛り上がりに期待を寄せる。Twitter上では新元号をユーザー自身が考えて投稿できるジェネレーターをすでに提供しているほか、今後は思い出深い出来事をリストにして公開できる「#平成を語ろう」やトレインジャック広告も展開し、平成の思い出を振り返る会話を盛り上げていく。

 張氏は「どういう会話が行われるのか? 楽しみだし、盛り上げていきたい。“あけおめ”は1年間で最も大きいスパイク(突出した量)だが、それと同じぐらいか、もっと多くの会話が起こるのではないか」と、予想が難しいながらも、かつてない規模を想定し準備している様子を語っている。

新元号ジェネレーター
「あけおめ」は年初のみだが、年間で最も突出した会話量