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ヤフオクドームで「5G×多視点3D」のVR観戦実験に成功

 ソフトバンク、福岡ソフトバンクホークスは、5Gを利用して、視点を切り替えられる3D映像で、野球観戦をVR(仮想現実)で楽しめる実験に成功した。

 実験は福岡ヤフオク!ドームで実施された。球場内のホームベース後ろにあるフェンスの内側などに高画質VRカメラを設置し、3.7GHz帯と28GHz帯を用いる5Gネットワーク経由でVRヘッドセットに映像を送る。

 観戦する側は、VRヘッドセットを身につけながらカメラを自由に切り替えて試合を楽しめる。

 VR空間には、ドーム内の「スーパーボックス」の内装や備品を再現。同じくVRヘッドセットを身につける人がアバターとして登場し、VR観戦者同士がリアルタイムに会話でき、その際にはアバターの口の動きや顔の向きも再現される。

 両社では、5G時代を見据えて、新たなスポーツ観戦体験のサービス提供に向けて、VR空間でのショッピングや広告表示、映像のさらなる高画質化などを進める。