DATAで見るケータイ業界

6割超のソフトバンクショップが「Y!mobile」併売~キャリアショップ調査

 MCAは、通信キャリア各社の「キャリアショップ」に関する調査を2019年2月に実施し、その結果を「キャリアショップの展開状況と店舗一覧2019春」として取りまとめた。前回に引き続き、その結果を取り上げる。

キャリアショップの定休日は「月1日」が大半

 キャリアショップの定休日設定状況を集計したところ、「月1日」の休日を設けている店舗が全体の63.2%を占めた。なかでも「第2水曜」を定休日とする店舗は1200超(全体の約15%)と集中している。定休日の上位には、このほか「第2火曜」「第2木曜」などが並んでいる。

 2018年5月の調査(以下、前回調査)でも月1日の定休日を設定する店舗は63.2%となっており、変化はほとんどみられなかった。

「Y!mobile」を取り扱うソフトバンクショップの比率は6割超まで上昇

 最近、「ソフトバンク」と「Y!mobile」の両ブランドを取り扱うショップを見かけた方も多いだろう。今回の調査からは、急速に併売化が進む実態が明らかになった。

 Y!mobile取扱店になっているソフトバンクショップの状況を集計したところ、既に1500店舗以上が併売していることが分かった。前回調査時点では1029店舗となっており、この7カ月で約500店が新たに取り扱いを開始した計算になる。

 また、これとは別に、ソフトバンクショップとY!mobileショップを併設するケースも増えており、同社が2ブランドの一体運用を推し進める状況が鮮明となった。

MCA

IT専門の調査・コンサルティング会社として、1993年に設立。「個別プロジェクトの受託」「調査レポート」「コンサルティング」などクオリティの高いサービス提供を行う。