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札幌のシェアサイクル「ポロクル」がドコモと共同運営に、他都市とID連携も

2019年は4月26日スタート、電動アシスト自転車を導入し営業時間を拡大

 札幌でシェアサイクルサービスを提供するポロクルは、2019年シーズンのサービスを4月26日にスタートする。

ドコモと共同運営、電動アシスト自転車を導入

 ポロクルはこれまで、札幌市内の中心部を含めたエリアで独自にシェアサイクルサービスを提供していたが、今シーズンからはドコモと共同運営のうえサービスをリニューアルし、新たに電動アシスト付き自転車350台を導入する。

「ポロクル」が電動アシスト自転車を導入

 システムの刷新に伴い、リニューアル後のサービスを利用するためには既にポロクルに会員登録済みであっても、新たにサービスの利用登録が必要になる。登録に伴う手数料などは無料。営業時間は貸出が7時~21時30分、返却は7時~22時まで。

 ポートの検索、自転車の空き状況確認が簡単に行えるスマートフォン向けアプリを導入するほか、新たに予約機能にも対応する。また、運転者自身のケガや対人対物賠償をサポートするなど、保険関連のサービスも充実するという。

 利用料金は1回会員が60分150円(税別、以下同)で、月額会員は1800円。どちらも1回の利用時間が60分を超えると、30分ごとに100円の延長料金が発生する。1日パスは、観光案内所やホテルなどで1500円、コンビニエンスストアでは1300円で販売される。

 法人会員向けには、サービスが使い放題になる法人月額会員プレミアムが月額4000円、個人向けの月額会員と同様のサービスが2000円で提供される。

 シェアサイクルをレンタル・返却するためのポートは、約40カ所で、従来サービスを提供中のポートから一部変更となる。ポートの詳細は改めて案内される。

札幌市内の「ポロクル」ポート(2018年4月)

東京・大阪・仙台のシェアバイクとID相互連携

 サービスのリニューアルに伴い、ポロクルは東京都千代田区の「ちよくる」など、ドコモ・バイクシェアが運営するシェアバイクとのID連携に対応する。

 ポロクルがID連携に対応することで、東京・横浜・大阪などでドコモ・バイクシェアが提供するシェアサイクルの会員は、新たに会員登録を行うことなく、旅行や出張などで札幌市を訪問した際にポロクルを利用できるようになる。

 札幌のポロクル会員が東京・横浜・大阪などを訪れた際も同様に、再登録などの手間なく自転車をレンタルできる。

ID連携のイメージ

 シェアバイクのID連携は2月28日より仙台・横浜・大阪・奈良・広島で先行開始されており、4月8日には東京都内10区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、目黒区、大田区、渋谷区)および練馬区、川崎がID連携エリアに加わる予定。