LGエレクトロニクス・ジャパンは4月16日、4K液晶テレビとして5シリーズ10モデルを発表した。4月25日以降に発売する。

最上位モデル「SM9000P」シリーズは、65インチの「65SM9000PJB」と55インチの「55SM9000PJB」の2モデルで、推定市場価格(以下税別)はそれぞれ300,000円前後、220,000円前後。「SM8600P」シリーズは、今回の4K液晶テレビで最も画面が大きい75インチの「75SM8600PJB」をラインナップし、推定市場価格は430,000円前後。

このほか「SM8100」シリーズで3モデル、「UM7500」シリーズで3モデル、「UM7100P」シリーズで1モデルを用意する。最も画面が小さいのはUM7500シリーズにある43インチの「43UM7500PJA」で、価格は110,000円前後となる見込み。

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    LGの4K液晶テレビ2019年モデル。43V型~75V型までを用意し、推定市場価格は110,000円前後(税別)~430,000円前後(税別)

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    一番手前にあるのが最大サイズの75V型「75SM8600PJB」

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    最も小さいのが43V型「43UM7500PJA」

すべてのモデルで新4K衛星放送を受信できるチューナーを内蔵。映像エンジンには、「α7 Gen2 Intelligent Processor」を採用しており、AIがユーザーの視聴するコンテンツを分析し、コンテンツに最適な画像処理、音質調整を行う。立体音響技術「Dolby Atmos」もサポートし、対応コンテンツを迫力ある音場で楽しめる。無線LANにも対応し、自宅のWi-Fiと接続すればYouTubeやNetflixなどを視聴可能だ(ダウンロードコンテンツには対応しない)。

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    付属のリモコン

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    面白いと思ったのは「AIサウンド」モード。AIがコンテンツの音声を分析し、通常は2chのサウンドを5.1chサラウンドのように再現する

SM9000P、SM8600P、SM8100Pの3シリーズは、LG独自のナノテクノロジーを採用。1nmの極小粒子を敷き詰めた「Nano Cell Display」を搭載し、赤や緑の純度や濃さを向上させた。SM9000Pのみ直下型LEDバックライトを採用し、細やかな光の部分制御が可能。夜の闇に浮かび上がる月の奥行き感まで緻密に再現するという。SM9000Pシリーズ以外はエッジ型バックライトとなっている。

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    独自のナノテクノロジーを採用したテレビ「LG NanoCell TV」

SM9000PとSM8600PはHDR規格として、「Dolby Vision」「Advanced HDR by technicolor」「HDR10」「HLG」の4つをサポート。4KのHFR(ハイフレームレート)にも対応し、1秒間に120フレームを表示することも可能だ(HDMIもしくはUSBによる入力)。

SM8100P、UM7500P、UM7100PはLG独自のHDR技術「Active HDR」を用いており、「HDR10」「HLG」に対応する。

共通スペックとして、全モデルでIPS液晶を採用。新4K8K衛星放送で採用されているBT.2020の色域をカバーする。チューナーは、地上デジタル×2、BS・110度CSデジタル×2、BS4K・110度CS4K×1を搭載する。インタフェースはHDMI×4(UM7100PのみHDMI×3)、コンポーネント/ビデオ入力×1、ヘッドホン出力×1、光デジタル音声出力×1、有線LAN×1、USB×3(SM9000PとSM8600Pの場合。このほかのシリーズはUSB×2)。

スピーカー出力は、SM9000PとSM8600Pがフルレンジスピーカー×2(各20W)とサブウーファー×2(各20W)、このほかのシリーズはフルレンジスピーカー×2(各20W)。

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    4K液晶テレビのラインナップ