「Xperia 1」がソフトバンクに上陸 日本仕様のハードウェアに海外仕様の外観内蔵ストレージは「64GB」

» 2019年05月10日 14時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 ソフトバンクは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia 1」を6月中旬以降に発売する。それに先駆けて、5月17日からソフトバンク取扱店とWebサイトで販売予約を受け付ける。

(記事中の通信速度はいずれも理論値)

Xperia 1(正面)
Xperia 1(背面) ソフトバンクのXperia 1(左からホワイト、パープル、ブラック)

 Xperia 1は、2月25日(中央ヨーロッパ時間)に発表された「Xperia 1」のソフトバンク版。AXGP(SoftBank 4G)と3.5GHz帯TD-LTEとの5波キャリアアグリゲーション(CA)に対応するエリアでは下り最大988Mbps、上り最大26Mbpsで通信できる(SoftBank 4G LTEエリアでは下り最大968Mbps、上り最大37.5Mbps)。

 日本向けのカスタマイズとしておサイフケータイ(FeliCa)とテレビ受信機能(フルセグ、ワンセグ)を搭載しているが、ソフトバンク版では海外モデルとほぼ同等の外観を保っている。ボディーカラーはパープル、ホワイト、ブラックの3色で、海外モデルにあるグレーは用意していない。

パープルの背面 ソフトバンク版のXperiaはグローバルモデルの外観を保っていることが特徴。それはXperia 1でも変わりない

 プロセッサはQualcommの「Snapdragon 855」を搭載。メインメモリは6GB、内蔵ストレージは64GBを備える。外部ストレージは最大512GBのmicroSDXCに対応する。

 画面にはHDR(高ダイナミックレンジ)表示に対応する1644×3840ピクセルの6.5型有機ELディスプレイを採用。「CinemaWide(シネマワイド)」という愛称を持つこのディスプレイは、アスペクト比21:9の縦長形状が大きな特徴。横幅を72mmに抑えつつ大画面化を実現し、「マルチウィンドウ」機能を使う際の閲覧性を向上した。

 非HDRコンテンツをHDR相当にアップスケールする「HDRリマスター」機能や、4K(3840×2160ピクセル)放送規格に準拠した画像を表示するための「クリエイターモード」も備える。

すごく……縦長です アスペクト比21:9の「CinemaWide」ディスプレイを搭載

 バッテリー容量は3200mAhで、ユーザーによる交換はできない。外部接続端子はUSB Type-Cで、イヤフォンマイク端子は備えない(USB Type-C端子からの変換で対応)。

 アウトカメラは「広角」「超広角」「望遠」のトリプル構成。センサーはいずれも1220万画素で、広角カメラはF1.6、超広角カメラと望遠カメラはF2.4のレンズを備える。ソニーの一眼カメラ「α(アルファ)」で定評のある「瞳オートフォーカス(AF)」にも対応している。インカメラは800万画素センサーを備える。

 本体サイズは約72(幅)×167(高さ)×8.2(奥行き)mm、重量は約178g。IPX5/8等級の防水性能とIP6X等級の防塵(じん)性能を備える。OSはAndroid 9をプリインストールする。

ソフトバンク「Xperia 1」の主な仕様
機種名 Xperia 1
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
OS Android 9
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 855
メインメモリ 6GB
内蔵ストレージ 64GB
外部ストレージ microSDXC(最大512GB)
ディスプレイ 約6.5型有機ELディスプレイ
解像度 4K(1644×3840ピクセル)
バッテリー容量 約3200mAh(交換不可)
連続通話時間 約1660分(VoLTE)/約1830分(W-CDMA)/約640分(GSM)
連続待受時間 約460時間(FD-LTE)/約445時間(AXGP)/約490時間(W-CDMA)/約475時間(GSM)
アウトカメラ 約1220万画素CMOS×3(広角、超広角、望遠)
インカメラ 約800万画素CMOS
ボディーカラー パープル、ホワイト、ブラック
サイズ 約72(幅)×167(高さ)×8.2(奥行き)mm
重量 約178g

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