NTTドコモが、2019年夏にHuawei製のスマートフォン「HUAWEI P30 Pro」を発売する。
P30 Proは、Leica(ライカ)と共同開発したカメラをさらに強化しつつ、Huaweiが持つ最先端の技術をつぎ込んだモデル。2018年に発売した「HUAWEI P20 Pro」に続き、Huaweiの最上位モデルがドコモから登場した。カラーはブリージングクリスタルとブラックの2色で展開する。価格は8万円台後半を予定している。
ディスプレイは19.5:9のアスペクト比で、6.5型フルHD+(1080×2340ピクセル)曲面有機ELを搭載しており、インカメラの周囲には滴型のノッチを設けている。通話用スピーカーを上部に搭載しない代わりに、画面の振動で音を伝えるアコースティックディスプレイ技術も導入している。ディスプレイ内蔵の指紋センサーは「HUAWEI Mate 20 Pro」から30%速度が上がった。
背面には、4000万画素の広角レンズ(27mm、F1.6)、2000万画素の超広角レンズ(16mm、F2.2)、800万画素のペリスコープ(潜望鏡)望遠レンズ(125mm、F3.4)を搭載。望遠レンズは光学5倍ズームに対応しており、3つのレンズを組み合わせることで、画質劣化を抑えた最大10倍のハイブリッドズームに対応する。デジタルズームは最大50倍をカバーする。
さらに、4つ目のカメラとして被写体の奥行きを検知する「TOF(Time-of-Flight)カメラ」を搭載しており、より自然なボケ味を出せるという。また2.5cmまでの接写も可能だ。
赤、黄色×2、青で構成される「RYYBセンサー」を採用したことで、従来のRGGBセンサーよりも40%以上多くの光を取り込めるようになった。最大ISO感度はP20 Proの10万2400を大きく上回る40万9600を実現。広角レンズと望遠レンズはどちらも光学式手ブレ補正に対応したことで、暗所でもよりクリアに撮影できることが期待される。
動画撮影もデュアル光学式手ブレ補正に対応する他、超広角カメラと望遠カメラで同時に録画する「デュアルビュービデオ」機能も用意した。
プロセッサはKirin 980、メインメモリは6GB、内蔵ストレージは128GB。バッテリー容量は4200mAhで、ワイヤレス充電(Qi)にも対応。他のQi対応デバイスに給電する「リバースチャージ」機能も備える。また30分で70%まで充電できるという40Wのスーパーチャージ(Huawei独自の急速充電)にも対応する。
IP68の防水・防塵(じん)やおサイフケータイ(FeliCa)もサポート。ワンセグ/フルセグ機能は搭載していない。グローバルモデルはSIMスロットが2つあるが、ドコモ版はSIMスロットは1つで、もう1つのスロットは外部メモリ「MNカード」専用となる。通信速度は下り最大988Mbps、上り最大75Mbpsをサポートする。
機種名 | HUAWEI P30 Pro |
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メーカー | Huawei |
OS | Android 9.0 |
プロセッサ | Kirin 980(8コア) |
メインメモリ | 6GB |
ストレージ | 128GB |
外部メモリ | NMカード(最大256GB) |
ディスプレイ | 約6.5型フルHD+ 有機EL |
解像度 | 1080×2340ピクセル |
電池持ち時間 | 未定 |
バッテリー容量 | 4200mAh |
アウトカメラ | 有効約4000万画素CMOS(広角)+有効約2000万画素CMOS(超広角) +有効約800万画素CMOS(望遠) |
インカメラ | 有効約3200万画素CMOS |
ボディーカラー | ブリージングクリスタル、ブラック |
サイズ | 約73(幅)×158(高さ)×8.6(奥行き)mm |
重量 | 約192g |
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