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ファーウェイ呉波氏、「セキュリティ更新とアフターサービスに影響なし」

米国の方針は互いを分断するだけと主張

 ファーウェイのデバイス部門、日本・韓国リージョンプレジデントの呉波氏は、21日、P30シリーズ発表会の席上で、米国政府に対する意見を述べるとともに、同社製品の今後についてコメントした。

 米国政府に対しては、呉波氏は、ファーウェイが既に公開しているステートメントと同等の内容をコメント。「ファーウェイは、商務省産業安全保障局の決定に反対する。誰の利益にもならない。巨額な経済損失をもたらし、アメリカの10万人におよぶ雇用に影響する。グローバルでのサプライチェーンに影響し、相互を分断する。ファーウェイは、できるだけはやく救済策、解決策を見つけて影響を減らしていく」と語った。

 もうひとつ、ユーザーへの影響については「AndroidはスマートフォンのOSとしてオープンソースとして提供されている。ファーウェイは重要な参加者としてAndroidの成長に貢献してきた。ユーザー、産業にとって、有益なエコシステムを発展させていく」と解説。

 ファーウェイおよびhonorブランドの販売済みスマートフォンやタブレットについては、「継続的なセキュリティアップデートとアフターサービスに影響することはありません。安心してご購入、お使いください。今後、ファーウェイはユーザーのみなさまのために、より優れたサービスを提供できるよう、持続的な発展ができるよう、エコシステムの構築に注力していきます」と今後の方針を明らかにした。

 今回の発表会では、質疑応答の時間が設けられていないが、呉波氏は「発表会後の取材に対応できず申し訳なく思う。ふさわしいタイミングで、ちゃんとみなさんのところへ赴きます」と述べ、同社の準備が整えば、あらためてメディアを通じ、消費者へ説明していく方針を示した。