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離島の活性化を支援する「しまものラボ」、KDDIが大分で開催

 KDDIと離島経済新聞社は、離島産品の販売を拡大するためのノウハウを伝授することで地域経済の活性化を目指す「しまものラボ」を大分県で開催する。

 KDDIは地方創生のための取り組みの一環として、離島地域の活性化を目指す「しまものプロジェクト」を2015年から展開している。その1つに、離島の特産品などを扱う事業者に対して、マーケティングのノウハウを伝授する「しまものラボ」がある。

左から、KDDI 理事 九州総支社長 山中直樹氏、大分県離島振興協議会 会長 藤本昭夫氏、大分県 企画振興部 おおいた創生推進課 課長 中山和充氏、離島経済新聞社 統括編集長 鯨本あつこ氏

 しまものラボは、2016年10月の喜界島(鹿児島県)での開催を皮切りに、利尻島、伊豆大島、壱岐島、家島諸島で開催されてきた。県単位での実施は今回の大分県での開催が初となる。

 大分県には7つの有人離島があり、今回は姫島、大入島、屋形島、深島の4島の事業者が受講する。

 流通販売分野の専門講師による販路拡大や商品PRのための講義が行われるほか、参加事業者は「au スマートパス」での商品モニターやKDDI社員への試食モニターなどを通じて、商品の魅力を伝えるための手がかりをつかむことができる。

 また今後、食品事業者への「HACCP(ハサップ)」の導入を見据えた食品安全への留意点の指導、オプション講座としてのタブレットを活用した商品PR動画の制作体験講座なども行う。au WALLET Marketで離島産品を取り扱う「しまものマルシェ」などと合わせて、さまざまな面から販路拡大を支援する。