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HAPSモバイル、南アフリカでFacebookと実証飛行デモを実施

 HAPSモバイルは、南アフリカ共和国でFacebookが行うHAPSの実証飛行デモンストレーションへ参加、地上から発射された電波をHAPSを通じて、地上の端末での受信の可否を検証した。

写真はHAPSモバイルのHAWK30

 HAPSモバイルとFacebookの実証飛行は、南アフリカ共和国のオーツホーンで8月8日に実施された。地上から4キロメートルの高度を飛行する小型航空機に、Facebookが開発した通信システムを搭載し、10月にエジプトで開催されるWRC-19(国際無線通信会議)でHAPS向けに標準化が見込まれている、26GHzおよび38GHz帯の電波を利用して行われた。

 今回の実証飛行では、地上のゲートウェイから、インターネット通信用の電波を航空機に対して発射、ペイロードを経由して地上の端末で受信できることを実証したという。

 HAPSモバイルとFacebookは、ITU(国際電気通信連合)が開催するWRCでの標準化活動において、HAPSで利用する周波数の標準化や法整備を目指して今後も協力するとしている。