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記者会見の録画に「超広角カメラ」と「手ブレ補正」が大活躍

 前回(※関連記事)はまだ使えていなかったHUAWEI P30ですが、購入して約1カ月が経ったこともあって、毎日フル活用するに至っています。主に利用するのは取材時の録音や写真撮影ですが、もっと有効活用できないかと思いまして、取材時に久しぶりに、録音の代わりに“録画”をすることにしてみました。

筆者独自の録画キットをHUAWEI P30にセットしたところ。コンパクトに設置できるのがポイント。イヤホン端子が残っているのでマイクも接続できるのも嬉しいポイント

 なぜ録音ではなく録画をするのかといえば、後から“誰が何を話したか”を確認しやすいため。後から記事を書く時に、会見である発言の部分だけを確認したい思った場合、映像であれば「このスライドの時にこんなことをしゃべっていた」というように、発言の場所を確認しやすくなるのです。

 とはいえ記者会見は1時間くらいあるのが一般的で、それを丸ごと録画すればファイルの容量もギガバイト越えは当たり前。ストレージがすぐ一杯になってしまうので最近はあまりやっていなかったのですが、HUAWEI P30は標準で128GBのストレージを積んでおり、何本か会見を録画しても問題はないだろう、ということで久しぶりに録画に切り替えてみた訳です。

KDDIの決算会見に録画キットを持ち込み、メインの広角カメラで映してみたところ。スライドも演台も画面内にギリギリ入るかどうか、といった状況だ

 スマートフォンで会見などを録画するためには三脚などが必要ですが、以前使っていたJOBYのマイクロスタンドとマンフロットの三脚用アダプター、そしてスマートフォン用マイクといった「録画キット」は揃っていたので、そのまま流用することにしました。持ち運びが非常に楽な上、コンパクトで机などに置いても邪魔にならないことから、気に入って使っていた構成です。

 この録画キットを使って実際にHUAWEI P30で録画をしてみた感想は、「超広角カメラ」が便利だということ。録画するといっても、筆者にとって重要なのはあくまで音声と“何が起きているか”なので、発表会などであればスライドと話している人が同時に撮影できることが重要だったりします。通常の画角のカメラでは、場所によっては両方入りきらないことも多いのですが、HUAWEI P30であれば超広角カメラに切り替えることで、全体像が入るのはメリットです。

超広角カメラに切り替えたところ。スライドも演台も全て画面内に収まる

 そしてもう1つ、大きなメリットだと感じたのは「手ブレ補正」です。筆者は発表会の会見中にパソコンでメモも取るのですが、先の録画キットの構成では重量が軽く、キーボードを叩く振動でスマートフォンが揺れ、映像がブレてしまい後から見返すと酔ってしまう……という問題を抱えていました。ですがHUAWEI P30では手ブレ補正機能が非常に強力なことから、振動によるブレも発生せず、録画した映像を見返してもストレスを感じることはありませんでした。

 以前録画に使っていたのが、2015年発売の「iPod Touch(第6世代)」だったということもあるのですが、端末が変わったことで録画がかなり快適になったことは確か。十分満足できる結果が得られたので、今後も積極的に活用していこうかと思います。