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KDDI、花園ラグビー場で5Gを活用した警備の実証実験に成功

 KDDI、KDDI総合研究所、セコムは8月16日、東大阪市花園ラグビー場で5Gを活用したスタジアム警備の実証実験に成功した。

 実証実験では、KDDIの「スマートドローン」、セコムの自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」や警備員が装備したカメラで、4K映像を撮影。これらの映像を、セコムの移動式モニタリング拠点「オンサイトセンター」に5Gで伝送した。

スマートドローン
セコムロボットX2
オンサイトセンター

 広範囲なエリアを高精細な映像で確認でき、不審者の認識・捕捉に役立つ。さらに、AIによる行動認識で映像を解析し、異常を自動認識して知らせる機能もテストされた。

 KDDIとセコムは、2017年2月から5Gの技術実証で提携。今回のような取り組みを通じて、国際的なスポーツ大会や会議など大規模なイベントの開催に向けて需要が高まる、死角が少ないリアルタイムの警備体制、高度なセキュリティ技術の実現を目指す。