MMD研究所は、9月18日に「2019年9月格安SIMサービスの利用動向調査」の結果を発表した。調査対象は15歳〜69歳の男女4万804人で、調査期間は8月19日〜26日。
対象者にメインで利用している携帯電話・スマートフォンの通信事業者を聞いたところ、大手3キャリア「NTTドコモ(33.2%)」「au(26.1%)」「ソフトバンク(18.7%)」を合わせると78.0%となる。2019年3月の同様の調査と比較すると79.1%から1.1ポイント減、2018年9月の同様の調査と比較すると80.6%から2.6ポイント減となった。
一方、「Y!mobile」が5.7%、「MVNO」が13.2%となり、キャリアサブブランドの「Y!mobile」と「MVNO」を合わせると18.9%。2019年3月の同様の調査と比較すると17.5%から1.4ポイント増加、2018年9月と比較すると16.1%から2.8ポイント増加しており、2015年4月と比較すると4.5%から14.4ポイント増加していることが分かった。
格安SIMについて考えに近いものを聞いたところ「格安SIMという言葉は聞いたことがあるが、サービス名称・内容はよく知らない」が27.3%で最多となり、続いて「だいたいどんなものかわかるが、利用したことはない(利用を検討するまでに至っていない)」が22.5%、「現在も利用している」が19.2%となった。これを認知から現在利用までのファネルで表すと「認知」が90.3%、「サービス名認知」が63.0%、「内容理解」が51.5%となり「現在利用」は19.2%となる。
メインで利用している格安SIMサービスで最多だったのが「楽天モバイル」の25.3%、次いで「mineo」の11.7%、「UQ mobile」の11.1%となった。メインで利用している格安SIMサービスの契約プランは、音声通話プラン利用が73.7%、データ通信プラン利用が26.3%。2019年3月の調査と比較すると、音声通話プランの利用は70.2%から3.5ポイント増加、2018年9月の調査と比較すると69.3%から4.4ポイント増加している。
音声通話プラン契約者の利用しているサービスは楽天モバイルが最も高く29.1%、次いでmineoが12.5%、「UQ mobile」が12.3%。データ通信プラン契約者の利用しているサービスも楽天モバイルが最も高く14.6%、「OCN モバイル ONE」が11.7%、mineoが9.6%となった。
格安SIMサービス利用者が使うデバイスはAndroidが56.1%で最も高く、次いでiPhoneが35.8%、モバイルルーターが2.7%となった。
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