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軽くて薄いゲーミングノート「GALLERIA」新モデル、Wi-Fi 6(11ax)にも対応

GALLERIAアンバサダーで、現在ではPCゲームの実況配信も行うケイン・コスギ氏も登壇。今回の製品については「とにかく軽さにびっくりした。見た目もかっこいいし、今までのゲーミングPCとイメージがちょっと違う」

 株式会社サードウェーブは、Wi-Fi 6ことIEEE 802.11axに対応するゲーミングノートPCの最新モデル「GALLERIA」2製品を10月4日に発売する。価格(税別)は「GCR1660TGF-QC」が18万9980円、「GCR2070RGF-QC」が24万9980円。

 いずれも最大通信速度が2.4GbpsのIntel製Wi-Fiチップ「Wi-Fi 6 AX200」を搭載。両モデルの違いはストレージとGPUで、GCR1660TGFは512GBのNVMe SSDとNVIDIA GeForce GTX1660 Ti 6GB、GCR2070RGFは1TBのNVMe SSDとNVIDIA GeForce RTX 2070 Max-Q 8GBを搭載する。

 CPUは第9世代のCore i7-9750H(6コア、2.6GHz)で、DDR4-2666の8GBメモリ×2、リフレッシュレートが144Hzの15.6型液晶(1920×1080ピクセル)も搭載する。有線LANはギガビットで、容量94Whのバッテリーを搭載し、最大約10時間駆動する。メカニカルタイプのキーボードを搭載する点も特徴だ。

 このほかのインターフェースは、USB 3.1 Type-C Gen2/Thunderbolt 3×1、USB 3.1×3、SDカードスロット、Bluetooth 5.0、HDMI×1など。本体サイズは356.4×233.7×20.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.87kg。

 本体カラーは量販店モデルがブラック、直販モデルがガンメタル。OSはWindows 10 Home、直販モデルのみ10 Proも選択可能。

株式会社サードウェーブGALLERIAノート開発担当の瀧吉佑介氏

 株式会社サードウェーブGALLERIAノート開発担当の瀧吉佑介氏は、「ゲーミングノートPCとは言っても、ハイスペックを活かして、画像編集やオフィス用途など、いろいろな使われ方をしている」とし、「この部分を“&More”として今回のコンセプトとし、Intelと共同開発した」という。

 ゲーミングノートでありながら1.87kgと軽量、20.5mmと薄型で、「ゲーミングノートPCと言えば、GPU搭載のためバッテリー駆動時間が短かったが、最長10時間を実現している」点も強調し、「普段使いのできるゲーミングノートPC」との点をアピール。本製品により「ゲーミングノートPCをより広い市場へ届けていければ」と述べ、GALLERIAノートの出荷台数で、昨年対比175%を目指すとした。

 株式会社サードウェーブ取締役副社長の榎本一郎氏は、同社による2002年からこれまでのeSports市場への取り組みを紹介しながら、「海外ではもっと大きなうねりで、国内ではまだまだ数は小さいかもしれないが、市場として大きく伸びていく」とした。

株式会社サードウェーブ取締役副社長の榎本一郎氏
5台のPCを無償でレンタルする「eSports部発足支援プログラム」を1年半前から実施し、スタート時の78校から現在は110校まで広まっているという
インテル株式会社の井田晶也氏(執行役員パートナー事業本部長)

 インテル株式会社の井田晶也氏(執行役員パートナー事業本部長)は、今回の共同開発について、「最先端のPCを市場へ提供しているメーカーとのみ、世界各地で展開している新しいデザインコラボレーションプログラム『With Intel Program』の一環とし、国内ではサードウェーブのみと実施しているものだという。そして、「製品がより多く使われるよう、今まで以上に市場を盛り上げていきたい」と語った。