みんなのケータイ

私の『毎月割』を返して!

【Galaxy Note9 SCV40】

 「今年はモバイル業界にとって、大きな節目となる年」なんていう言葉を何度となく記事で書いてきた。

 話題としては、楽天モバイルの携帯電話サービス(MNO)参入、主要3社の5Gプレサービス開始などが挙げられるけど、ユーザーとして、頭が痛いのが料金プランと販売方法の見直し。10月1日に施行された改正電気通信事業法では、回線の契約と端末の販売が完全に分離され、端末購入時の補助の上限が2万円になり、2年契約の有無による月額料金の差額も167円と、グッと少なくなってしまった。

 しかも各社の料金プランは移行期にあるため、新しい料金プランに移行するか否か、移行するにしてもどのタイミングなど、見極めが難しい。

My auで契約内容や請求額の内訳を確認しましょう

 その移行のタイミングを計るうえで、重要なのが各社の「月額割引」の存在。各携帯電話会社で端末を購入すると、毎月2000円~3000程度を24回に渡り、割り引いてくれるというものだ。端末をある程度、安く購入できるというメリットはあったが、端末の購入補助は2万円に制限されるため、NTTドコモの「月々サポート」は5月いっぱいで新規受付が終わり、auの「毎月割」、ソフトバンクの「月月割」も9月末で終了。9月末にはかなり駆け込み需要もあったみたいだけど、あとは残りの回数分、割引を受けるだけとなっている……と思っていたら、そうでもなかった(笑)。まさか、そんなことになっていたとは……。

 筆者は本コーナーで前回、「au IDの統合ミスの影響で、新たにeSIMを申し込み」と題し、ひとつのau IDに複数の回線を統合したときのデメリットについて書いた。この統合によるデメリットには、My auで請求内容を見ているとき、本来、請求されないつもりだった世界データ定額の料金が請求されていたことで気づいたんだけど、実は、もうひとつ不可解な発見があった。それは昨年11月に購入した「Galaxy Note9 SCV40」に、本来、付与されるはずの毎月割が付与されていないようなのだ。

「スーパーカケホ」+「データ定額3」なのに、毎月割が適用されていない?

 auの場合、2017年7月、毎月割が適用されない分離プランの「auピタットプラン」や「auフラットプラン」を導入したが、それまで提供してきた毎月割適用対象の「スーパーカケホ」と「データ定額」も並行して、提供されていた。つまり、選んだ料金プランによって、毎月割が適用されたり、されなかったりする状態が約2年近く続いている。そのため、筆者のように複数の回線を契約していると、毎月割が適用される回線とされない回線が混在する形になってしまっている。

 しかし、Galaxy Note9 SCV40の回線は「データ定額3」を契約しているので、本来は対象回線のはず。「何か他の割引で、対象外になったんだっけ?」とも考えたけど、このままじゃわからないので、お客さまサポートに連絡したところ、「毎月割適用の条件は満たしていますが、今すぐはわからないので、後日、お返事します」とのこと。

 数日後、お客さまセンターからかかってきた話を聞いたところ、何と 「購入時にスタッフが毎月割を適用し忘れていたようでした。申し訳ありません」 とのこと。「まさか、そんなことがあるなんて……」とは思ったけど、誰にでも間違いはあるし、KDDIには仕事でもお世話になっているし(笑)、これから毎月割を適用してくれるそうなので、念のため、金額などを記載した書面を送ってもらうことをお願いして、ひとまず解決とした。ちなみに、毎月割が適用されていなかったのは8カ月で、月額2700円が割り引かれるので、来月あたりに合計2万1600円がまとめて割り引かれる模様。

ということで、無事に毎月割が適用されるようになりました

 今回の一件で感じたことは、 「ちゃんとMy auをチェックしましょう」 ってことですね(笑)。複数の回線を契約していると、どうしてもどんぶり勘定になりがちだけど、ちゃんと一回線ずつ、請求内容をチェックすることを怠っちゃダメですね。8カ月間も毎月割の適用がなかったことを気づかなかったなんて、こういう仕事をしている身としてもお恥ずかしい限り。もちろん、そういった適用ミスをお客さん側から指摘されないと気づかなかったauもマズいわけですが、KDDIとしてはこうした適用ミスが起きないようなしくみ作りが必要ですね。みなさんもご自身の請求内容を一度、チェックしてみてはどうでしょう?