みんなのケータイ

1~3万円くらいの家電を買いたいauユーザーなら、毎月3・13・23日を待たない手はない

【Galaxy S10 SCV41】

 消費税10%の時代がスタートしてしまいましたね。今回は軽減税率の影響もあり、なかなか頭が混乱しております。ただ、どのキャッシュレス決済を選択すれば一番お得か、店員さんに負担をかけないですむか、色々模索するのがひそかな楽しみになってきております。

 QRコード(バーコード)決済も色々試しているのですが、個人的にはPayPay、LINE Payの出番が多いです。特にPayPayは、居酒屋、非チェーン系の飲食店、スーパーなど、「クレカは使える、だけど電子マネー対応が弱め」という感じの店に浸透してきている印象です。以前、別の記事にも書いたのですが、テーブル会計のレストランとQRコード決済ってメチャクチャ相性いいので、是非いろいろな店に導入して頂きたいです。

auの決済関連サービスが集約された「au WALLET」アプリ。au PAYは、このアプリから利用します
au PAYを使うときは、こんな感じでバーコードを提示。PayPayやLINE Payと大差ない使い勝手です

 さて、そこにきてau PAYです。PayPay、LINE Payに加え、Suica、楽天Edy、QUICPayもガッツリ使っている身としては、正直、日常の範囲ではau PAYを使おうというモチベーションはそれほどありません。しかし、毎月3・13・23日だけは別です。そう、「三太郎の日」ですよ。

「1度の会計で5000ポイントバック」があり得た

 au PAYは4月のサービス開始以来ほぼ毎月、三太郎の日限定で20%ポイント還元の企画をやっています。適用条件は、月額499円のauスマートパスプレミアムに加入していること。au PAYはオープン化されて現在は誰でも利用できますが、この条件のため、事実上auスマホ契約者だけがこの特典を受けられる格好です。

「三太郎の日」の最大20%還元告知。当初に比べて若干パワーダウンはしましたが、いやそれでも相当なお得感

 そして還元の上限は「月あたり5000ポイント(5000円相当)まで」───ここが肝です。たとえば「d払い」はキャンペーン時の還元率は高いですが、だいだい1回あたり1000ポイントまでの上限が設けられています。つまり、1回の会計金額が5000円でも1万円でも、戻ってくるのは1000ポイント。これだと当然、5000円以上の商品を買うと、むしろ損した感すらあります。ちなみに、10月5日に行われたPayPay感謝デーも、決済1回あたりのポイント還元上限は同等でした。

 しかしau PAYでは、月1回、三太郎の日にだけ狙って2万5000円の買い物をするならば、5000円分のポイントが戻ってきました。私のようにメインの決済手段が他にあって、たまにau PAYを使うようなユーザーにはガッチリとハマるんですね。

 この破格すぎる条件、本当に還元されるのか半信半疑だったのですが、7月にマウス(4093円)とフルワイヤレスBluetoothイヤホン(9590円)をビックカメラで買ったところ、8月下旬に2680ポイントがきちんと貰えました。また8月には、2TBのSSDを秋葉原のツクモで購入、その後、9月下旬に4920ポイントを貰えました。

還元ポイントの一覧。8月28日と、9月25日にご注目を。これが三太郎の日のポイント還元分です

 この還元を現実にうけてみて、私は思わず身震い。au WALLETアプリに届いた通知を見て「おいおいマジかよ」とセルフツッコミを入れてしまいました。そして9月23日、iPhone 11発売直後でごった返すビックカメラへわざわざ足を運び、家族のケータイ機種変更代約2万4000円分をau PAYで立て替えたことは、言うまでもありません。

 注意点として、ビックカメラでau PAY決済を選択すると、ビックカメラが店としてやっているポイントの還元額は10%から8%に減額されます。それでもお得だとは思いますが……。

1万円を超える買い物には「au PAY」がおすすめ

 ただ、このau PAYの一連のキャンペーン、10月から還元率が若干下がり、一応は「17.5%還元」(正確には税込200円に対して35ポイント進呈)へと落ち着きました。この部分の月間還元額が上限5000ポイントとなります。

 そこに対し、期日に関係なくもらえる通常ポイント0.5%、auスマートパスプレミアム会員向けの1.0%増額、au PAYポイントアップ店限定での0.5~1%増額を組み合わせると、“最大で20%”という謳い文句になっています。au PAYポイントアップ店を適用している店はそこまで多くないので、現実的には「三太郎の日だけ19%還元」と考えるのが無難でしょう。

 計算しますと、1回の決済が税込2万8400円ならば、4970ポイント還元(17.5%還元キャンペーン)になります。ここに通常ポイントがあと1.5%つきます。5000円程度の買い物を5~6回繰り返して結局数千ポイント貰える施策は多いですが、単価1万円を超える家電・耐久消費財などの購入時には、au PAYを積極的に選択するのが良いのではないでしょうか。

auスマートパスプレミアム加入者なら毎週金曜日、マクドナルドでコーヒーMサイズ1杯無料。店舗数も多くて利用しやすいですし、月4回飲めば約600円分の金額。月会費分のもとが簡単にとれてしまうという、なかなかの施策です。果たして、いつまで続けてくれるのか?

 それにしてもau PAY、今回紹介した20%ポイント還元だったり、セブン-イレブンでやはり大型キャンペーンを企画するなど、着実に版図を広げています。大型チェーンを中心に加盟店も増やしていますし、あとはチャージ手段の多様化、特にじぶん銀行以外の銀行にも対応してくれれば、なお使いやすいとも思います。

 あと、連携するauスマートパスプレミアムも、個人的には評価が高いです。クーポン特典がわりと頻繁に入れ替わるため、時期によって印象は変わるのですが、最近ですと毎週金曜日、マクドナルドでコーヒーMサイズが1杯無料です。これ、相当スゴくありません? 都内への電車通勤者はもちろん、郊外で車移動中心の方でも、相当利用しやすい特典でしょうし……。au PAYはもちろん、auスマートパスプレミアムのほうも、しばらく観察していく所存です。