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macOSにも対応した「詐欺ウォール」新バージョン発売、フィッシング詐欺サイトなどを遮断

「詐欺ウォール / Internet SagiWall」

 BBソフトサービス株式会社は8日、詐欺対策ソフト「詐欺ウォール / Internet SagiWall」の新バージョンを販売開始した。新たにmacOSに対応するとともに、Android版の機能強化が行われた。対応OSは、Windows 10/8.1/7、macOS(Mac OS X)10.12以上、Android 4.0以上、iOS 10.0以上。

 詐欺ウォールは、フィッシング詐欺、偽販売サイト、偽警告など、ウェブブラウザー経由の詐欺をブロックするソフトだ。「ブラックリスト検知」「ヒューリスティック検知」「AI検知」の3つの技術で構成されている。ブラックリスト検知は、詐欺サイトのURLをリスト化したもの。ヒューリスティック検知は、ブラックリストに掲載されたURLを専門家が分析し、類似する詐欺サイトをブロック。AI検知は、機械学習により詐欺サイトを自動的にブロックする技術だ。

 BBソフトサービスによると、現在はセキュリティ対策ソフトが普及したため、ウイルス感染や不正侵入による攻撃が困難になってきているという。そのため、巧妙に作られた偽ログイン画面にID・パスワードを入力させるフィッシング詐欺が増えているとしている。

 さらに、これらのフィッシング詐欺は、ウェブブラウザーではなくアプリに内蔵されたブラウザーを経由するなど巧妙化している。そこで詐欺ウォール新バージョンのAndroid版では、アプリ内ブラウザーの対応を拡大。具体的には、従来より対応しているTwitter、LINE、Gmail、Yahoo! JAPAN、Facebook、Googleの各アプリに加えて、Instagram、Facebook Messenger、Skypeの各アプリにも対応した。

 また、新たに加わったmacOS版では、SafariとGoogle Chromeの各ウェブブラウザーに対応する。Windows版では、従来からのInternet Explorer、Google Chrome、Firefoxに加えて、Microsoft Edgeにも対応した。

macOS版「詐欺ウォール」の画面イメージ。詐欺が疑われるウェブページを開くと、右のように「詐欺」と大きく書かれた画面で警告する
Android版のアプリ内ブラウザーでの画面イメージ

 直販サイトでの販売価格は、3台1年版のダウンロード版が3080円(税込)。パッケージ版も10月24日に発売予定となっており、オープン価格だが、3台1年版の想定価格は3080円(税込)。このほか、パッケージ版では3台3年版もラインアップする。

 また、月額課金でも提供されている。Windows版とmacOS版は月額200円(税別)。Android版は月額210円(税込)。iOS版は、ウェブブラウザーのみの保護は月額120円(税込)、アプリ内ブラウザーも保護するプランは月額240円(税込)となる。いずれも1台の端末で利用できる。