本日の一品

29WのUSB PD出力に対応するコンパクトなモバイルバッテリー「RAVPower RB-PB186」

 身の回りのガジェットをなるべくUSB Type-Cで統一している筆者。外出先でスマートフォンやカメラ、モバイルノートPCなどを充電するためのモバイルバッテリーもUSB Type-Cポート搭載はマストだ。持ち歩くケーブルが減るだけでなく、USB PD対応であれば急速充電ができるというメリットもある。

「RAVPower RB-PB186」。カラーはブラックの他にホワイトがある

 今回紹介する「RAVPower RB-PD186」は容量10000mAhのモバイルバッテリー。

 USB Type-CとUSB Type-Aの2ポートを備えている部分は一般的なモバイルバッテリーと同じだが、最大の特徴は29WのUSB PD出力に対応していることで、29W出力のモバイルバッテリーとしては最小・最軽量クラスの製品となる。

出力最大18W(5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A)のUSB Type-Aポートと出力最大29W(5V/3A, 9V/3A, 12V/2A, 14.5V/2A)のUSB Type-Cポートの2ポート

 10000mAhのUSB PD対応モバイルバッテリーは出力が最大18Wというものがほとんどである。スマートフォンを充電するには十分だが、Macbookで重い作業をしている場合などはバッテリーの減り具合を抑える程度にとどまってしまう。本製品は最大29WのUSB PD出力対応なのでSurface GoやMacbookでもフルスピードで充電できる。

 今までの29Wや30WのUSB PD出力に対応したモバイルバッテリーは、容量が20000mAh程度と比較的サイズが大きく重量も重たい製品が多く、旅行などには便利だが普段遣いには少々かさばるという欠点があった。

サイズ約111×51×25mm、重量約187gと一般的な10,000mAhのモバイルバッテリーと同等なサイズ感

 その点本製品は、サイズは10000mAhのモバイルバッテリーとして標準的な大きさに抑えつつも、出力は29Wとスマホ以外の充電でもわりと余裕がある。高出力でかつコンパクトというのはかなりアドバンテージだと感じる。

モバイルバッテリー本体、USB Type-C to Type-Cケーブル、持ち運び用のポーチが同梱されている
コンパクトなサイズで29Wという高出力はありがたい

 筆者は外出先での作業のためにSurface Goを持ち歩くことが多いので、今まで一緒に大容量のモバイルバッテリーを携行していたが、それが本製品とコンパクトなUSB PD充電器のセットに変わった。

 電源が確保できればモバイルバッテリーの残容量を気にすることなく作業ができるし、モバイルバッテリーを使う場合でもサイズが小さくなったことでテーブルが広く使えるようになったので非常に快適だ。物自体は2つに増えているがこちらの方が軽量・コンパクトなので重量的な問題もない。

 大きくて重たいモバイルバッテリーは持ち歩きたくないが、スマートフォン以外も充電するので出力は大きいほうがいいというユーザーにはピッタリのモバイルバッテリーではないだろうか。

製品名発売元購入価格
RAVPower RB-PB186RAVPower3654円
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