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ドコモの新料金プランが注目集める――2019年4月・5月・6月のニュース/レポートトップ10

 2019年、「ケータイ Watch」でお伝えしたニュース、レポートでどんな記事が注目されたのか。

 今回は2019年4月、5月、6月それぞれのトップ10に入った記事をご紹介します。

 4月、NTTドコモが新料金プランを発表しました。「ギガホ」「ギガライト」という2つのプランは、その前年、菅義偉官房長官の「携帯電話料金は4割下げられる余地がある」と発言し、それを受けてNTTドコモでは2~4割の値下げを予告していました。

 予告から半年を経た2019年4月に発表された「ギガホ」「ギガライト」では、音声通話とデータ通信、spモードなど、従来区分されていたものをひとつにまとめてわかりやすい形に仕上げられました。一方、4割の値下げになったのは1GB以下の場合となりました。本誌記事への反響も、試算してみると安くなるという声もあれば、あるいは値上げという指摘もありました。

 5月は、米中貿易摩擦にともない、ファーウェイへの制裁が強化されたことを受け、グーグルの方針を伝える記事がトップとなりました。このとき示された方針により、一定時期までに開発を終えていた機種は、Google Playなどグーグルの製品が利用できるようになっています。たとえばP30シリーズのほか、11月末に発売された「nova 5T」がそうした機種にあたります。

 一方、9月に発表された「Mate 30」シリーズについてはまだ日本で発売されていません。海外で先に登場したMate 30シリーズにはGoogle Playが搭載されていますが、これにファーウェイのキーパーソンは、9月時点で「複雑な状況」とコメント。ただ日本市場の責任者は5GにあわせてMate 30シリーズを投入する考えを示しています。

 SIMフリー市場でここ数年、高い人気を得てきたファーウェイのスマートフォンは今後どうなるのか。米国と中国の両政府に委ねられる部分が大きく、状況は不透明なまま、2019年を終えようとしています。

 6月、注目を集めたのはイオンモバイルの大容量プラン値下げを伝える記事でした。また電気通信事業法の改正に向けた動きのなかで、中途解約金が1000円になることも明らかにされた時期であり、NTTドコモの株主総会での質問を取り上げた記事が6位にランクインしています。