週刊Slack情報局

インカムのやり取りがリアルタイムに文字化されてSlackに共有~「Buddycom」が連携開始

 株式会社サイエンスアーツは7日、同社が提供するスマートフォンIP無線サービス「Buddycom(バディコム)」がSlackとの連携を開始したと発表した。Buddycomで話した内容がリアルタイムにテキスト化され、Slackのチャンネル上で共有できるようになったとしている。

 Buddycomは、スマートフォン/タブレット端末をトランシーバーやインカムのようにして使えるサービスだ。Android/iOSアプリが用意されており、画面のPTT(Push to Talk)ボタンを押しながら話すとグループ内の端末に一斉連絡される仕組み。スピーカーマイク/ヘッドセットなどの周辺機器も使えるほか、動画やテキストにも対応。位置情報データとの連携も可能だという。サイエンスアーツによると、航空・鉄道・バス事業者や大型小売店、物流、建設など、さまざまな業種の現場でコミュニケーションツールとして利用実績があるとしている。

 今回、Buddycomで話した内容のテキスト化およびSlack上での情報共有と、Buddycomで入力したテキストのSlackでの情報共有が行える連携を開始。さらに今後、Buddycomで送信した画像の共有にも対応する予定だ。

 また、逆に、Slackで共有したテキストや画像ををBuddycomで共有する機能や、BuddycomとSlackで話したテキストデータをCSV形式でダウンロードできる機能も予定している。

一般企業でも利用が広がっているビジネスコミュニケーションツール「Slack」。Slack Technologiesの日本法人であるSlack Japanはこのツールのことを“ビジネスコラボレーションハブ”と表現しており、あらゆるコミュニケーションやツールを一元化するものと位置付けている。本連載「週刊Slack情報局」では、その新機能・アップデート内容などを中心にSlackに関する情報をできるだけ毎週お届けしていく。