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三井住友カード、カード券面と公式アプリを大幅刷新

カード利用をプッシュ通知、使わないときは利用停止

 三井住友カードは、同社の発行する提携カードを除く全てのクレジットカードをリニューアルし、2月3日より発行を開始する。また、3月より「三井住友カードアプリ」を大幅にアップデートするほか、家族の家計を共有できる決済サービス「かぞくのおさいふ」を提供する。

30年ぶりの券面リニューアル。カード番号は裏面に表示しVisaはタッチ決済を標準搭載

 新カードは「先進」と「安心」をコンセプトに、未来を映し出す光と足元を照らす光をイメージしたデザインが採用された。現在のパルテノン神殿が描かれたデザインのカードは1990年より発行されており、カード券面のリニューアルは30年ぶりとなる。

新デザインのイメージ

 クレジットカード番号、有効期限、セキュリティコードといった重要なカード情報はカード裏面に集約され、カード利用時の盗み見といったセキュリティリスクの低減が図られる。Visaブランドのカードには「Visaのタッチ決済」を標準搭載する。

 また、インターネット経由でカードを申し込むと、最短5分でカード番号が発行される。カードの到着を待たずにすぐにインターネットで商品が購入できるほか、Apple PayやGoogle Payなどのモバイル決済サービスへの登録を行うことで、実店舗での利用も即座に可能となる。

最短5分でカード番号を発行

 新カードの発行にあわせて、新規で入会したユーザーやVisaのタッチ決済機能付きカードに切り替えたユーザーを対象に、年会費の優遇や利用代金の還元など、順次キャンペーンを実施する予定だ。

今後予定している各種キャンペーン

「三井住友カードアプリ」はWalletアプリ化。利用時のプッシュ通知や使いすぎを知らせるアラート機能も搭載

新アプリは利用通知、利用制限設定、使いすぎ防止アラート、口座残高不足アラートに対応

 3月には「三井住友カードアプリ」の大幅なアップデートを行う。使いすぎ防止機能や不正利用防止機能を新たに導入するほか、他社カードや電子マネーの決済情報もまとめて管理できるWalletアプリとして提供する。

 カード利用履歴の確認や支払い口座残高の確認といった従来のアプリで利用できる機能に加えて、他社発行カードを含むさまざまなカードや電子マネー、ポイントカード、Visaプリペイド、銀行口座などの情報も一目で確認できるようになる。

 さらに、カードを使うたびにスマートフォンにリアルタイムでプッシュ通知するほか、使いすぎや口座残高の不足を知らせるアラート機能も搭載する。また、カードを使わないときは自身でカードの利用を停止できるようになる。利用停止設定は「海外利用」「インターネットショッピング」「すべてのカード利用」の3区分で設定できる。

家族の家計を共有できる「かぞくのおさいふ」も提供

 また、家庭における快適なキャッシュレスライフのサポートを目的に、クレジットカードとVisaプリペイドカードの長所を融合させた新しい決済サービス「かぞくのおさいふ」を3月より開始する。

「かぞくのおさいふ」のコンセプト

 「かぞくのおさいふ」は、家族の家計を1つに集約できるサービス。家計の管理者はあらかじめ毎月の家族の利用予定額をクレジットカードで「かぞくのおさいふ」に入金し、「かぞくのおさいふ」から、お小遣いや仕送りとして家族の「個々のおさいふ」に入金し、家族は入金された範囲でVisaのプリペイドカードを利用できるというもの。

 同サービスでは、6歳以上(小学生以上)であればプリペイドカードを保有できる。家計の管理者は、利用通知メールやアプリを通じて家族のお金の流れを簡単に管理できる。

 家計管理者として夫婦で残高を共有できるほか、アプリとの連動、家族間での残高送金にも対応する。

さまざまな利用ケースに対応