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LINE Pay、トーク上で確定申告を依頼できる「LINEで確定申告サポート」提供開始

 LINE Pay株式会社は1月23日から、個人事業主向けサービス「LINEで確定申告サポート」を開始した。記帳代行・記帳チェックから申告書類の作成・提出までを、トーク上から依頼できるのが特徴。クラウド会計ソフト「LINE店舗経理」の利用者を対象としている。

「LINEで確定申告サポート」

 個人事業者向け無料税務相談サービス「LINEで税理士相談」において提供するもので、同サービスのLINE公式アカウント(@zeirishi_soudan)のトーク上で、税理士に確定申告を依頼する流れだ。「LINEで税理士相談」を友だちに追加し、メニュー画面に表示される「確定申告を依頼する」ボタンを指示に従いタップすると、「LINE舗経理」のログイン画面が表示される。ここで税理士法人を招待すると利用できるようになる。

 依頼できるのは、領収書や請求書などを預けて帳簿の作成を代行する記帳の代行、クラウド会計サービスなどに入力した仕訳データを確認する記帳のチェック、申告書類の作成と提出の3つ。「LINE店舗経理」を用いて、BPS税理士法人の税理士による記帳チェックや確定申告代行等の各種税務サービスを受けることができる。

 基本料金は3000円(税別、以下同じ)で、記帳が必要な所得と控除の項目により料金が加算される。例えば、給与所得+不動産所得(事業的規模)+医療費控除を依頼する場合は4万1000円、給与所得+事業所得+住宅ローン控除(初年度)+生命保険料控除+医療費控除の場合は5万4000円、事業所得+譲渡所得(株式等)+ふるさと納税8件+生命保険控除の場合は4万6000円となっている。

 なお、2月末までに申し込むと、EtaxIDの取得と記帳チェックが無料になる。

 LINE Payでは、「近年、『働き方改革』などの社会情勢を背景に副業・兼業が推奨され、働き方が多様化する」として、「2020年の確定申告はこれまで以上に対象となる方が増加することが見込まれる」ことからLINEで確定申告サポートを開始したとしている。