本日の一品

好みに応じた調整が可能な完全ワイヤレスイヤホン「Jabra Elite 75t」

 「Bluetoothイヤホンは当然のように受け入れられるようになったものの、ケーブルレスの完全ワイヤレスイヤホンはまだまだ珍しい」などと筆者が本コーナーで書いた(※関連記事)のが2年前。それから今日に至るまで、完全ワイヤレスイヤホンはすっかり世間に普及してしまったように思います。さらに、昨今では左右の完全分離は当然として、ノイズキャンセリングや防水防塵などの機能が盛り込まれた機種も登場しています。そんな中で、価格と性能のバランスが非常に取れていると感じたのが、今回ご紹介する「Jabra Elite 75t」です。

「Jabra Elite 75t」。今ではすっかり定番化したケース+イヤーピースのセットです
イヤーピース側のボタンを押し込むことで、再生・停止や電話がかかってきたときなどの応答操作が可能です

 本製品はBluetooth 5.0に対応したカナル型完全ワイヤレスイヤホンです。対応コーデックはSBC/AAC、IP55準拠の防水・防塵性能を備えるなど基本的な足回りはしっかり固めた上で、接続したスマホに専用アプリ「Jabra Sound+」をインストールすることで様々なカスタマイズが可能です。

専用アプリ「Jabra Sound+」
イコライザー等を操作して自分好みの音質に調整が可能です(プリセットもあります)

 たとえばイコライザーを使って音の聞こえ方を調節できるほか、イヤホンで耳を塞いでいる際の外部音取り込みのレベルを自由に変更でき、「外部音が聴けたほうがいいけど100%じゃなくても良い」などの細かい要望に応えられるようになっています。

 また面白いのが「サウンドスケープ」機能です。これはイヤホンから「ホワイトノイズ」や「雨の日」などの環境音を再生できる機能で、イヤホンをしたまま作業に集中したいときなどに最適です。筆者もノイズキャンセリングイヤホンをしたまま音楽を流さずに耳栓がわりとして使う事が多かったので、この機能をけっこう活用しています。

集中したいときに周囲の雑音を打ち消す「フォーカス」機能を備えます。これがお役立ち!
フォーカス機能の+αとして、集中するために自然音を流すことができる「サウンドスケープ」機能。筆者は「雨の日」を気に入っています

 現在、完全ワイヤレス型のイヤホンは星の数ほど製品の種類があり、どれを選べば良いのか迷ってしまいがちですが、価格もお手頃で、音質も間違いなく、自分好みにカスタマイズまでできる利点を備えた「Jabra Elite 75t」。これから完全ワイヤレスに手を出してみようかな? という方には間違いなく選択肢の一つに入れていただきたい一品です。

製品名購入場所価格
Jabra Elite 75tAmazon2万4038円(税込)
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