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グーグルのサービス利用規約が読みやすくわかりやすく

 グーグルは、同社サービスの利用規約を改訂する。3月31日から適用されるもの。大規模な改訂は2012年以来のことだという。

 グローバルで実施された今回の改訂では、その表現が従来よりも簡便で、読みやすさやわかりやすさの向上がはかられている。たとえば規約の各章も、前バージョンでは、「ユーザーのGoogleアカウント」「プライバシーおよび著作権の保護」といったものだったが、新版では「ユーザーとGoogleの関係」「Googleサービスの使用」「Googleサービス内のコンテンツ」になるなど、大きく変化した。

利用スタイルにあわせた文章へ

 現在、Googleマップではユーザーが投稿した店舗情報を参照できるようになっている。従来の利用規約(本サービス内のユーザーのコンテンツ)では「本サービスにユーザーがコンテンツをアップロード、提供、保存、送信、または送信するとGoogleに対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製(中略)の全世界的なライセンスを付与することになります」とある。

 一方、同様の意味を持つと思われる新版の利用規約の文章は、「Google の一部のサービスは、ユーザーのコンテンツを一般に公開する機会を提供します。たとえば、製品やレストランのレビューを書いて投稿したり、ブログの投稿を作成してアップロードしたりできます」となり、とてもわかりやすい。

 あわせて利用規約の対象サービスへ、「Chrome」「Chrome OS」「Google Drive」が追加された。今後は、サービス、製品に関する変更については透明性を高めるため、適切な通知を実施していく。

 利用規約の改訂を実施した理由について、グーグル広報では「Google は、世界中のユーザーにとって読みやすく理解しやすくするために、利用規約を更新しました。より明確な言葉使いを用い、項目を整理しなおすことで、サービスや製品に加えられた変更について、より透明性の高い説明を尽くすことを目指しています。この変更に伴う製品の動作方法、データ収集及び処理方法への変更は一切ありません」としている。