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NEC、5G基地局も搭載可能な「スマート街路灯」を六本木に設置

 NECと六本木商店街は、LED照明、カメラ、スピーカー、サイネージなどを搭載する「スマート街路灯」を3月~6月の間、六本木エリアに20本設置する。

 六本木に設置されるスマート街路灯には非搭載となるが、NECでは街路灯に5G基地局の搭載も可能という。

六本木に設置する「スマート街路灯」(イメージ)

 スマート街路灯に搭載したカメラの映像から、街を訪れる人の移動方向、属性(性別・年代)および人数を24時間リアルタイムに推定し、そのデータに基づいた集客施策の改善、商店街のさらなる賑わいの創出に活用できる。

 カメラ映像は、六本木商店街が街を訪れた人の推定データ取得用途に、六本木防犯カメラ運営協議会が防犯用途にそれぞれ用いるが、相互にアクセスできないように厳格にネットワークを分離して管理するほか、カメラの映像は、街にいる人のデータ推定に使用した後、すぐに破棄するという。

 サイネージやスピーカーを搭載することで、地域のイベントや観光情報のほか、防災情報の発信にも対応する。今回設置するスマート街路灯は、照明デザイナーの石井幹子氏と、パリを拠点に活躍する石井リーサ明理氏がデザインを担った。