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コーニングとクアルコム、ミリ波を利用した5G屋内ネットワークシステムを開発

 コーニングは20日、クアルコム・テクノロジーズと協力して、企業・公共施設向けの5Gで、ミリ波(mmWave)を用いたインフラシステムの開発に取り組んでいると発表した。

 クアルコムの5G RAN(Radio Access Network)プラットフォーム「FSM100xx」と、コーニングのスモールセルに関する知見と仮想化RANアーキテクチャを活用し、小型で強力かつ省電力なミリ波設備を、拡張性を維持しながら、低コストで屋内に設置できるようになるという。

 コーニングは、クアルコムとの協力関係を通じて、同時ビームフォーミングや高度スケジューリングといった、屋内環境に特有の要求の実現を目指すとしている。また、同システムの商業的な導入開始時期については、2020年後半に明らかにされる予定。