てっぱんアプリ!

リニューアルした「Google マップ」。ぜひ設定しておきたい自宅・職場・エリア

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇

アプリ名: Google マップ
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: iOS 11.0 以降、Android OS
カテゴリ: 旅行
ダウンロード:  iOS Android

 随時機能を拡充し続け、単なる地図アプリに止まらない進化を遂げている「Google マップ」。最近ではアイコンが新しくなり、画面下部にあるタブが5つに増加するといったリニューアルも行なわれた。最新のGoogle マップではどんなことが可能になっているのか、改めてチェックしてみよう。

5つのタブから各種機能を使えるようになった「Google マップ」

自宅と職場の設定で「通勤」が快適に

 「Google マップ」で従来、アプリ画面下部に配置されていたタブは3つ。それがリニューアル後には「スポット」「通勤」「保存済み」「投稿」「最新」という5つになった。これと合わせて、画面左上から開くことができたリスト型のナビゲーションドロワーは廃止されている。そこにあった機能が、新しい5つのタブや、画面右上のユーザーアイコン配下に移動した形だ。

 デフォルトで選ばれる「スポット」タブは、近場にあるおすすめの食事・観光スポットが提示されるほか、キーワードによるスポット検索も行なえる、本来の地図アプリらしい機能が集められたタブ。スポット情報だけでなく、各地で開催されるイベントの情報もチェックできる。場所に関係する情報は、Web検索するよりはるかに効率的に収集できる。

 過去の移動履歴を確認できる「タイムライン」機能や、他のユーザーと位置情報を共有する「現在地の共有」機能は、この「スポット」画面右上のユーザーアイコンからアクセスできるようになっているので注意しよう。

 また「通勤」タブでは、あらかじめ自宅と職場の場所、利用する交通機関などを設定しておくことで、最短の通勤ルートをいつでも調べられ、公共交通機関の運行情報も受け取れる。公共交通機関の時刻表に基づいて、通勤と帰宅のタイミングで通知もしてくれるので、終電を逃すようなことも防げるだろう。

「スポット」の画面
人気の食事処、観光スポットなどをすぐに見つけられる
近くで行なわれるイベントも表示
開催時期で絞り込むこともできる
自宅や通勤先の職場の場所を指定する
通勤時間を設定
通勤ルートは自動で候補表示されるが、自分で利用する交通機関やルートを決めることも可能

「最新」タブでエリアをフォローしよう

 「保存済み」タブでは、ユーザーが「お気に入り」などに登録しているスポットや、過去に訪れたことのあるスポット、PC上のGoogle マップで作成した「マイマップ」のデータなどを閲覧可能となっている。

 「投稿」タブでは、スポットに対して自分が投稿した評価やクチコミコメント、写真に関する情報が得られる。これらの投稿を行うことでポイントを獲得し、「レベル」アップすると特典を受け取れるお得な仕組みもある。が、かつてあったようなGoogle ドライブの容量増といったわかりやすい特典は現在はなくなっているのが残念なところだ。

 そして「最新」タブでは、多くの人に人気のあるスポットや、Googleがおすすめするスポットを表示してくれる。ここで表示されるのは、あらかじめユーザーが「フォロー」設定したエリアに関する情報だ。自宅や職場、よく行く地域などをフォローしておくと良いだろう。

 マップという1つのアプリでありながら、できることは多く、複雑になってきている。必ずしもすべての機能を活用しないといけないわけではないが、「通勤」と「最新」のタブに関わる自宅・職場・エリアの設定だけでも済ませておくことで、利便性はぐっとアップするはずだ。

「保存済み」タブでは保存したお気に入りなどのリストや過去に訪れたスポットなどをチェックできる
実際に訪れたことのあるスポットの評価などを投稿すると、ポイントをゲットできる
「最新」タブでは登録したエリアの人気スポットなどを教えてくれる
エリアは好きな場所を複数登録しておける